横浜美術館、10月1日からの企画展は注目の現代美術アーティスト6名によるグループ展。タイトルは『BODY/PLAY/POLITICS』

プレスリリース発表元企業:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

配信日時: 2016-08-28 13:00:00

BODY... 身体、ときに集団。
カラダが語りだす、世界の隠された物語。



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今回、横浜美術館で開催するのは、人間の身体や集団としての行動、超自然的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく、国内外6人の現代作家たちによるグループ展です。

時に私たちは、ある身体に対して「健康/不健康」とか、「美しい/醜い」といった感覚を抱いたり、特定の行動の中に「典型的な日本人」といった形容で何かの集団を代表するイメージを思い描くことがあります。
あるいは、ほんの少しその印象が食い違うだけで、とても奇妙な感覚を覚え、全く異なる意味を感じ取ってしまうこともあるでしょう。

しかし、さまざまな違いのある人々が同居する世界では、個々の身体が持つ色や形状、振る舞いなど、本来特定の意味などなかったはずのものにも価値の差別化が生じ、不幸な歴史へと繋がったことも少なくありません。

本展出品の6作家の作品には、詩的に、時にユーモア溢れる表現で、身体を通じて立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくることでしょう。

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 イギリスで生まれ、ナイジェリアで育ったインカ・ショニバレMBEは、アフリカ風のろうけつ染めによる生地を用いて、大航海時代以来続くアフリカとヨーロッパの関係に言及する作品を制作します。
 マレーシアの女性作家イー・イランは、東南アジアの民間伝承で知られる女性の幽霊、ポンティアナック(マレーシアでの名称)をモチーフにした映像インスタレーションを出品。
 映画監督としても知られ、今年、日本で熱い注目を集めるタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン。本展では、日本初公開のビデオ・インスタレーションを披露します。
 ベトナムを拠点に活躍するウダム・チャン・グエンは、ベトナムの道路の主役ともいえるオートバイが、まるで身体中を駆け巡る血液のように縦横無尽に走り回る映像インスタレーションを発表します。
 そして日本からは、2015年に衝撃的なデビューを飾り、今、もっとも注目される写真家の一人、石川竜一と、新進気鋭の現代美術家、田村友一郎の2名が、このグループ展に出品します。

また本展は、毎年1~2月に開催される「横浜ダンスコレクション」と連携し、美術とダンスの両面から身体が生み出す表現を掘り下げます。

8月31日までは、2枚で1000円もお得になる、期間限定の先行ペア券が、2000円でご購入いただけます。
この秋、現代美術がギュッと詰まった横浜美術館に、ぜひお越しください!


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■パートナー・プロジェクト■
 横浜ダンスコレクション2017 『BODY/PLAY/POLITICS』

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22年目を迎える横浜ダンスコレクション2017では『BODY/PLAY/POLITICS』 をテーマに、世界的に活躍するアーティストの作品をご紹介します。
生と死、大地と生命の循環、その全てのバックグラウンドとなる「Vessel」(器|船)を作品の基本概念と位置づけ、気体・液体・固体に至る特性の幅を有する舞台美術と、動的に「態」を変え続けるダンサーの肉体との融合に挑むダミアン・ジャレ(振付家・ダンサー)と名和晃平(彫刻家)《VESSEL》。社会の主流とは一定の距離にある環境下に置かれた身体を取り上げ創作する アイサ・ホクソンの《HOST-fantasy and reality》(日本初演)。また、演出家の多田淳之介は『BODY/PLAY/POLITICS』をテーマに新作のダンス作品を創作し世界初演。


【会期】2017年1月26日(木)~2月19日(日)
【会場】横浜赤レンガ倉庫1号館 及び 屋外広場、横浜にぎわい座 のげシャーレ、急な坂スタジオ ほか
【お問合せ】横浜赤レンガ倉庫1号館 TEL:045-211-1515
      http://www.yokohama-dance-collection-r.jp/jp/

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