航空産業を通じてアジア太平洋地域の雇用、経済成長、持続可能な発展を支援

プレスリリース発表元企業:Air Transport Action Group

配信日時: 2016-07-20 18:13:00

航空産業を通じてアジア太平洋地域の雇用、経済成長、持続可能な発展を支援

航空輸送が2880万人の雇用をもたらし、アジア太平洋地域のGDPに6260億ドル貢献

(ニューヨーク)- (ビジネスワイヤ) -- 航空産業は現代のグローバル化した世界の生命線であり、何百万人もの雇用を創出し、経済成長を支えています。しかし、航空輸送分野が人の移動や通商における貨物輸送の手段、および旅行業における交通機関として、また持続可能な発展の推進役としてその能力を発揮しようとするならば、政府からの適切な支援により接続性による利益を保護する必要があります。航空輸送アクショングループ(ATAG)による新しい報告書「Aviation: Benefits Beyond Borders(航空産業:国境を越えて広がるメリット)」では、こうした結論が述べられています。

世界全体で、航空産業は世界の6270万人以上の雇用とGDP2兆7000億ドルを支えています。航空輸送は多大な経済的利点を提供するだけでなく、人々が教育を受ける目的や文化的な交流のためにさらに広い範囲を移動できるようにすることで、世界各地の人々とコミュニティーの社会的発展においても重要な役割を担っています。特にアジア太平洋地域全体で、航空輸送は2880万人の雇用と地域のGDP6260億ドルに貢献しています。

予測では今後20年間で、航空産業関連の雇用は世界全体で9900万人以上に、GDPは5兆9000億ドルに増加すると示されています。アジア太平洋地域は世界の交通の最も高い割合(33%)を占めます。また域内の航空産業は今後20年間に年5.1%の堅調な成長を遂げることが見込まれています。空域管理の近代化や、成長に悪影響を及ぼす航空交通の過密化の低減において政府の支援が必要ではあるものの、2015年にASEAN地域の航空輸送市場の自由化が合意されたことで、さらなる成長の可能性が高まっています。

ATAGのエグゼクティブディレクターのマイケル・ギルは、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採用は、世界のコミュニティーが2030年までの達成を目指して努力しなくてはならない数々の目標を明確にすると述べています。「航空輸送は、働きがいのある人間らしい仕事や経済成長、質の高い教育、不平等の撤廃など、17の持続可能な開発目標のうち14の目標を、何らかの形で支えていることが明らかになりました。持続可能な方法で成長を続けることで、航空産業は今後も長年にわたり、社会的な善を促進する力となることができます。」

「持続可能な発展に向けた取り組みの中で特に重要なものは、航空業界の世界をリードする気候変動に対する行動計画です。世界各国の政府に対し、来る国際民間航空機関(ICAO)会議で行動計画の主要部分に賛同していただけるよう支援を求めます。会議では、航空輸送に関する世界的なカーボン・オフセット制度について合意の達成を目指します。これは、世界規模の発展を支える上で、航空業界が将来的に果たす役割に大きな影響を持つ部分です。」

さらに

アジア太平洋航空協会(AAPA)のアンドリュー・ハードマン事務局長は、次のように述べています。「アジア太平洋地域ほど、航空産業が経済と社会の発展の推進力となっている地域は他にありません。そのため私たちは、持続可能な将来の成長の実現を目指して努力を重ねています。政府は、航空輸送と旅行業の需要増予測に見合う航空関連のインフラ整備に対して、安定した政策枠組みを提供し必要な投資を計画する上で、重要な役割を担っています。こうした需要増はさらなる収入拡大と雇用創出を刺激し、域内の統合と世界規模の接続性を強化するでしょう。」

国際空港評議会(ACI)アジア太平洋のパティ・チャウ地域ディレクターは、次のように述べています。「航空業界の空港分野は業界の持続可能な発展について、他の分野と同じビジョンを共有しています。空港は主要なインフラであり、旅客と貨物の輸送を可能にし、経済発展を促進します。接続性の向上は、各国および地域の繁栄の鍵を握るものです。ACIではアジア太平洋地域と中東地域の各国政府に、成長と持続可能性の適正なバランスを尊重しながら航空輸送の成長を支える航空政策の継続的な策定を求めます。」

民間航空管制業務実施機関協会(CANSO)のアジア太平洋担当ディレクターのハイ・エン・チャンは、次のように述べています。「世界最大の航空市場において、激増する需要に対処するための航空交通の急速な成長には、安全性、効率性、コストパフォーマンスの良い航空交通管理が求められます。CANSOメンバーは航空交通管理サービスの提供者として、航空交通のフロー管理やADS-B監視などの重要領域において、近隣地域および業界パートナーと緊密に協力しています。同様に、アジア太平洋地域諸国は協調して、『シームレスな空』という共通のビジョンに向けて国家間の障壁を取り除く重要な任務を負っています。」

報告書「Aviation: Benefits Beyond Borders」は世界の航空産業を対象としており、地域分析および一部の国の分析を含んでいます。ダウンロードは、www.aviationbenefits.orgから行えます。

以上

注記:

報告書の全文と事例研究は、www.aviationbenefits.orgからご入手いただけます。 このニュース配信に関心をお持ちの報道機関の方は、www.aviationbenefits.org/newswireで、業界全体の持続可能な航空関連ニュースをご覧になれます。 航空輸送アクショングループは、航空輸送部門の持続可能な発展を推進する航空輸送業界全体の組織と企業の連合体です。協賛会員には、ACI、エアバス、ATR、ボーイング、ボンバルディア、CANSO、CFM、エンブラエル、ハネウェル・エアロスペース、GE、IATA、プラット・アンド・ホイットニー、ロールス・ロイス、サフランが含まれます。www.atag.org 航空輸送アクショングループ(ATAG)は、航空輸送部門の持続可能な発展を推進する航空輸送業界全体の組織と企業の連合体です。協賛会員には、ACI、エアバス、ATR、ボーイング、ボンバルディア、CANSO、CFM、エンブラエル、ハネウェル・エアロスペース、GE、IATA、プラット・アンド・ホイットニー、ロールス・ロイス、サフランが含まれます。

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