リッチ・コミュニケーション・サービス向け汎用プロファイルの世界的導入を目指すGSMAの取り組みに大きな弾み

モバイル通信事業者と大手携帯電話メーカー57社が汎用RCSプロファイルを支持、RCSにより世界の顧客に充実した通信体験を提供可能に

（上海）- （ビジネスワイヤ） -- GSMAは本日、汎用リッチ・コミュニケーション・サービス（RCS）プロファイルの世界的導入を目指すモバイル業界の取り組みに、通信事業者のAIS、アクシアタ・グループ、ビーライン、ベル・モビリティ、チャイナモバイル（中国移動）、チャイナテレコム（中国電信）、チャイナユニコム（中国連合通信）、クラーロ・ブラジル、クラーロ・コロンビア、インドサット・ウーレドゥー、M1、メガフォン、MTS、オプタス、パーソナル・アルヘンティナ、パーソナル・パラグアイ、リライアンス・ジオ、ロジャース・コミュニケーションズ、シングテル、スターハブ、テルセル・メキシコ、Tele2、テレフォニカ、テレコムセル、テラス、TモバイルUSAが新たに加わったと発表しました。これらの通信事業者のほか、携帯電話機の一流メーカーであるアルカテル、ASUS、ゼネラル・モバイル、HTC、インテックス・テクノロジーズ、ラバ・インターナショナル、LGエレクトロニクス、レノボ／モトローラ、サムスン電子、ZTE、そしてモバイルOSプロバイダーのグーグルとマイクロソフトなど、汎用プロファイル対応の携帯電話機を市場で提供することに注力している企業も参加しています。この取り組みは、共通のオープンな汎用RCSプロファイルの定義を目指すもので、現在、世界的な通信事業者およびメーカー57社によって支えられています。

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(Photo: Business Wire)

GSMA最高技術責任者（GTO）のアレックス・シンクレアは、次のように述べています。「この世界的な取り組みは、共通した汎用プロファイルをモバイル業界に提供し、モバイル通信事業者が相互運用可能なRCS実装、基本的な機能セット、構成を展開できるようにすることを目指しています。汎用プロファイルはRCSサービスの世界的導入を促進し、機器やネットワークを問わず、消費者が充実した一貫性と相互運用性のあるメッセージング体験をより簡単に楽しめるようにします。」

汎用RCSプロファイルは、通信事業者の既存のメッセージングサービスを大幅に強化し、一貫性のあるユーザー体験、世界的相互運用性、そしてユーザーへのグループチャット、写真の共有、プレコール・メッセージを含む統一的な機能セットの提供を実現します。プレコール・メッセージは、いくつかの市場で最近導入された新たなRCS体験です。プロファイルは、通信事業者とパートナーが決済サービス、チャットボット、会話型コマースなどの差別化された付加価値サービスを立ち上げる上で役立つ世界的プラットフォームの役割も果たします。プロファイルは、あらゆる対応機器とオペレーティングシステムで機能し、すべての通信事業者のネットワーク上で利用可能なため、消費者は革新的機能を利用できるようになります。

汎用RCSプロファイルにより、OEMは標準化されたプロトコルセットで充実したメッセージング体験を世界的に提供できるほか、顧客通信事業者の機器とオープン・マーケットの機器の両方で同じクライアントを利用できるため、コスト削減と開発期間の短縮が可能です。さらにプロファイルは、さまざまなデバイス間で一貫性を持たせたい通信事業者や、絶えず変化する規格への対応が求められるOEMのプロセスを簡素化できます。汎用プロファイルは、GSMAの正式な認定プロセスによってサポートされます。

本日発表した通信事業者以外にも、汎用プロファイルはすでに、アメリカ・モビル、バーティ・エアテル、ドイツテレコム、エティサラート、グローブ・テレコム、グーグル、KPN、ミリコム、MTN、オレンジ、プレイ、スマート・コミュニケーションズ、スプリント、テレノール・グループ、テリア・カンパニー、テルストラ、TIM、トゥルクセル、ビンペルコム、ボーダフォンによって支持されています。RCSは現在、35カ国で48社の通信事業者から提供されており、156機種で利用できます。

2016年モバイル・ワールド・コングレス上海で、GSMAネットワーク2020サミットを実施

またGSMAは本日、モバイル・ワールド・コングレス上海でネットワーク2020サミットを開催します。このプログラムでは、5Gによる社会・経済的価値の創出、RCSの収益化、オールIPネットワークに向けての取り組みなど、さまざまなテーマについて、多数のセミナーと双方向の討論が行われます。

モバイル通信事業者とRCSに関するGSMAの取り組みの詳細情報については、www.gsma.com/network2020/all-ip-news/をご覧ください。

モバイル・ワールド・コングレス上海への参加方法

モバイル・ワールド・コングレス上海の詳細については、www.mwcshanghai.comをご覧ください。モバイル・ワールド・コングレス上海の最新情報は、ツイッター（@GSMA、#MWCS16）やリンクトインのショーケースページ（ www.linkedin.com/company/mobile-world-congress-shanghai）、フェイスブック（www.facebook.com/mwcshanghai）など、ソーシャルメディアをご利用ください。中国では新浪微博（http://weibo.com/mwcshanghai）または微信（ウィーチャット）のGSMAアカウントでフォローしてください。GSMAのソーシャル・チャネルの追加情報は、www.mwcshanghai.com/register-plan/networking/social-mediaで確認してください。

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GSMAについて

GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち約300社は携帯電話機および端末メーカー、ソ フトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加してい ます。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も 行っています。

詳細情報については、GSMAのウェブサイトwww.gsma.comをご覧ください。GSMAをツイッターでフォローしてください：@GSMA

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