5/3から被災地へのキャンピングカー無償貸出を開始、200台提供を目指す

プレスリリース発表元企業:ガイアックス

配信日時: 2016-05-02 23:10:47

~個人所有者の協力で、車中泊・テント泊・避難所の乳幼児世帯向けに提供~

キャンピングカーのシェアサービス提供開始を予定していた株式会社ガイアックスは、熊本地震の被災地の車中泊・テント宿泊世帯、避難所の乳幼児がいる世帯、ボランティア宿泊者向けにキャンピングカーを無償にて貸出を開始します。 第一弾は5月のGW中に熊本県益城町、南阿蘇村、益城郡美里町、熊本県内の障害者施設などにて提供開始となります。



キャンピングカーのシェアサービス提供開始を予定していた株式会社ガイアックス(本社:東京都品川区、代表執行役社長:上田祐司、以下ガイアック ス)は、熊本地震の被災地の車中泊・テント宿泊世帯、避難所の乳幼児がいる世帯、ボランティア宿泊者向けにキャンピングカーを無償にて貸出を開始します。 第一弾は5月のGW中に熊本県益城町、南阿蘇村、益城郡美里町、熊本県内の障害者施設などにて提供開始となります。

キャンピングカー提供者の募集、被災地へのキャンピングカーの移動時のライドシェア(ボランティアの同乗)、キャンピングカーの利用ニーズの受付は、子会社の株式会社nottecoのライドシェアサービス「notteco」(http://cp.notteco.jp/kumamoto-rv)のサイトにて行います。
※貸出希望についてはWebからのみの受付となります。お電話では行っておりません。

●キャンピングカーの個人オーナーやベンダーらの一般個人や法人が協力
キャンピングカーの提供元は、兵庫県のキャンピングカーの個人所有者やキャンピングカーの販売店である株式会社アールブイランド(代 表取締役:阿部和英、所在地:茨城県常総市大塚戸町1600-1)など当社からの呼びかけに応えていただいている有志の個人や法人です。今回、GW中に現 地に届けるキャンピングカーのうちの一台は、キャンピングカーのオーナークラブである「くるま旅クラブ」を通じた当社の呼びかけに応じられた神戸市在の 42歳の大学教員男性によるものです。阪神大震災で被災後、防災のために購入されたキャンピングカーを当社を通じ貸し出され、GW期間中にご本人が運転し 現地に送り届けられます。
[画像1: http://prtimes.jp/i/3955/150/resize/d3955-150-775036-3.jpg ]



●車中・テント泊者、社会的弱者に行きわたるように熊本県庁などと連携
キャンピングカーの無料貸出にあたっては、熊本県庁のほか、下記3法人へのヒアリングなど連携をとっています。特に、避難所で生活に負担があり、車中泊、テント泊を選ばれる乳幼児を抱える世帯に優先的に提供してまいります。※弊社以外へのお問合せはご遠慮ください、問合せ発生のため一部団体を削除(5/4追記)。

・モンベル南阿蘇店 (所在地:熊本県阿蘇郡 南阿蘇村久石2784)被災地でテントの無料貸しを行う
・NPO法人河口湖自然楽校(校長:清水国明、所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606、http://www.ks-gakkou.org/)、被災地へのトレーラーハウスの提供を行う

●長期の避難生活が予想される被災世帯の5%の世帯への200台提供が目標
家屋の倒壊・半壊や倒壊危険度判定により、避難生活の長期化が予想され、仮設住宅が必要な被災世帯は4000世帯と推測しています。 そのうち5%の200世帯に対する200台のキャンピングカー提供を活動の目標としています。車中泊やテント泊を選ばれるケースの一つである乳幼児を持つ 世帯は3%程度と推測しています(平成27年版 子ども・若者白書のデータをもとに試算)。

今後もキャンピングカーのオーナークラブの「くるま旅クラブ」(http://www.kurumatabi.com/club/)の協力、また、キャンピングカー・ビルダー・ディーラーが加盟する一般社団法人日本RV協会(http://www.jrva.com/)への協力打診を通じ、キャンピングカーの個人所有者やビルダー・販売店からのキャンピングカーの確保に務めてまいります。

●車中泊やテント泊が発生する避難所生活の実情、車中泊による死者も
過去の震災において避難所では、子ども、特に乳幼児を持つ両親における高い精神的負担、子どもへの性的虐待の発生、子どもが周囲に迷惑をかけることを気遣って避難所を利用しない母親が多かったことなど多数の課題が報告されています(災害と女性 情報ネットワーク、http://homepage2.nifty.com/bousai/jirei/hinannjo.html)。また、避難所において、障害者、乳幼児、妊婦、高齢者、外国人への配慮の不足が既に想定されています。(「避難者に係る対策の 参考資料」内閣府中央防災会議)

熊本県は、29日、車中泊を続け急性心不全で死亡した方を地震の関連死とみられる人が計17人、入院が必要なエコノミークラス症候群と診断された患者は、計44人になったと発表しています。

既に、モンベル南阿蘇店では、山岳用テント150張を車中泊をしている被災者に貸し出しています。被災者はテントはプライバシーも守られクルマより いいという声が上がっています。テントは南阿曽店や、道の駅「あそ望の郷くぎの」、被災者の個人宅近くで利用されています。スノーピークにおいても同様の テントなど提供活動が行われています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/3955/150/resize/d3955-150-300979-2.jpg ]

[画像3: http://prtimes.jp/i/3955/150/resize/d3955-150-414749-1.jpg ]



●倒壊危険のある被災家屋は1万件以上。4000以上の世帯が住宅必要と推定
熊本県によると、被災家屋の倒壊危険性を調べる「応急危険度判定」が行われ、立ち入りが「危険」と判定された建物が判定継続中であるものの、9994件(4/28時点)とすでに新潟県中越地震(5243件)の倍近くで、1万件を超える可能性が高いと発表されています。

また、熊本県内の避難者の過半数を占める熊本市が4/28に公表した全避難者を対象にしたアンケート結果でも相次ぐ余震への恐怖と家屋被害の深刻さ が浮かんでおり、避難生活が長期化する様相が強まっています。避難理由(複数回答)のうち、”(4)「家屋 倒壊・半壊」”は14.0%と、避難の長期化が予想されるのは(4)で、市は全避難者のうち5230人と試算。平均世帯構成員(約2.1人)を踏まえる と、 約2490世帯が住宅を必要としているとみられます。そのため、熊本県内では4000世帯以上が住宅を必要としていると推測されます。

既に、6月下旬に2000世帯の仮設住宅の提供、民間物件の借り上げを利用するみなし仮設住宅の提供に取り組まれていますが、それまでの約2ヶ月間の社会的弱者の住環境改善が課題となっています。(参考:毎日新聞、4月28日 http://mainichi.jp/articles/20160429/k00/00m/040/096000c

●仮設住宅提供開始になっても、避難所生活から離れるには時間が必要
東日本大震災では、アンケートによると避難所の25%の人が仮設住宅に申し込まなかったケース(女性セブン2011年5月12日・19日号、「25%の被災者が「みんなと一緒がいい」と仮設住宅を拒否」http://www.news-postseven.com/archives/20110502_19452.html)や、当選しても入居しないケースが発生していました。避難所には、不安を乗り切ってきたコミニティーや食事支援があるからです。同様の事象は今回も想定され、避難所や自宅近くでの生活にキャンピングカーが役立つものと思われます。

●キャンピングカーの被災地への輸送時にはライドシェアを実施
キャンピングカーの被災地への輸送は、キャンピングカーの所有者本人や当社手配スタッフにて運転を行います。その際のドライブ予定情 報は、相乗り型長距離ライドシェアサービス「notteco」へのドライブ情報登録を行い、ボランティアや被災関係者とのライドシェアを行い、被災地への 交通手段確保や渋滞解消に努めています。

●様々なシェアリングサービスが被災地支援
シェアリングエコノミー協会の発表によると、Airbnbによる無料宿泊先提供、駐車場シェアの軒先パーキングでの被災地の駐車場解消不足への取り組みなど様々なシェアリングサービスでの被災地支援が始まっています。
ガイアックスでは、ライドシェアサービス「notteco」にて被災地でのライドシェア活用支援、地域体験マッチグサイト「TABICA(https://tabica.jp/)」にて熊本地震での災害ボランティア募集に取り組んでいます。
今後とも、様々なシェアリングエコノミー事業と連携をし、復興支援に取り組んでまいります。

●関連URL
被災地へのキャンピングカー貸出協力募集特設ページ
http://cp.notteco.jp/kumamoto-rv
※貸出希望についてはWebからのみの受付となります。お電話では行っておりません。
車両確保作業優先のため、お問い合わせは特設ページのWebフォームにてお願いします。お電話ではキャンピングカー業界関係者やキャンピンカー所有者、自治体・行政、メディア、協力者からのみの受付とさせていただきます。

PR TIMESプレスリリース詳細へ