COTTON USA マーク・キャンペーン 2016 新プロジェクト「POWER of COTTON」がスタート

プレスリリース発表元企業:一般財団法人 日本綿業振興会

配信日時: 2016-02-29 15:28:43

新進気鋭のファッションデザイナー 森永邦彦氏と COTTON USA が手を組み 「コットン素材の進化したワークウエア」を制作 日本の伝統工芸の新しい職人像を提案する

CCI 国際綿花評議会(本部:ワシントンD.C./会長:キース・T・ルーカス)は、「COTTON USA マーク・キャ
ンペーン 2016」の新しいプロジェクト「POWER of COTTON(パワー・オブ・コットン)」を展開します。
本プロジェクトは、COTTON USA のブランディング活動の一環として、女性ファッション誌『VOGUE
JAPAN』の協力のもと、COTTON USA とパリコレ進出デザイナーの森永邦彦氏(アンリアレイジ)がタッグを
組み、アメリカ綿で未来につながる新しいワークウエアを企画制作することで、減少しつつある日本の伝統工芸
の新しい職人像を提案しようという試みです。



[画像1: http://prtimes.jp/i/13130/4/resize/d13130-4-970193-1.jpg ]


●企画の背景
世界的に評価される上質なアメリカ綿を使った綿製品だけにつけられるCOTTON USAマーク。アメリカ綿は、肥
沃な大地で最新技術を駆使した近代農法によって育てられ、高品質で安定供給が可能です。世界最大の綿花輸出国として、「世界のファッションを支える基盤」と言っても過言ではないほど、長年私たちの生活やファッションを支え続けています。
コットンは、古くから身の回りで使用されています。そんなトラディショナルなコットンを常に最新のテクノロジ
ーを取り入れて、経済・環境・社会的責任を考慮して生産されているのがアメリカ綿なのです。
今回我々は、“トラディショナルを革新へ”と変革し続けてきたCOTTON USA の「コットン・パワー」で、何がで
きるのかを考えました。そして出会ったのが“アメリカ綿と日本の伝統工芸職人の世界”という、一見接点のない両者でした。

●「伝統産業の職人減少問題」をコットン・パワーで食い止めたい
日本には世界に誇る多くの伝統工芸品や伝統技術がありますが、その職人数は過去30 年ほどの間に約4 分の1 ま
でに減少しています。(一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会調べ)。理由はさまざまですが、一般的に職人は「キツイ、汚れる、厳しい」というイメージがあることも否めません。「後継者不足問題」によって失われ続けていく日本人の魂に歯止めをかけ、コットンの力で何かできないだろうか?という思いから、プロジェクトが動き出しました。
「アメリカ綿の力で、従来の職人のイメージを刷新し、時代を牽引する新しい職人像を提案しよう」-そのための「驚きと憧れを感じる、革新的なワークウエアづくり」への取り組みが始まりました。「伝統と革新技術が融合」したアメリカ綿だからできる、COTTON USA らしさをふんだんに盛り込んだウエア作り。品質が安定したアメリカ綿は、丈夫でさまざまな加工に適応するため、実用性とファッション性を両立することができます。今までにない洗練されたコットン製ワーキングウエアを制作することで、次世代に向けたコットンの可能性も追求しています。

●人気ファッションブランド「アンリアレイジ」と伝統工芸工房「モメンタムファクトリー・Orii」の出会い
本プロジェクトでは、雑誌『VOGUE JAPAN』の協力により、毎回革新的なクリエイションでパリコレでも注目を集める「アンリアレイジ」のデザイナー・森永邦彦氏を起用しました。森永氏は、後継者問題に意識的で、銅器着色の伝統的な技法にイノベーションを起こしてきた「モメンタムファクトリー・Orii」(富山県高岡市)のためにアメリカ綿という素材を最大限に生かしたワークウエアをデザインしました。COTTON USA のアメリカ綿という素材が、新進気鋭のファッションブランド「アンリアレイジ」と、古き伝統の中にも革新を生み出し発信し続ける「モメンタムファクトリー・Orii」を結びつけ、ここに“新しい職人像”が誕生しました。

●シミは勲章:革新的ワークウエアの誕生
今回誕生したワークウエアは、工房の床や壁、職人の衣服に偶発的についたシミをデザインに起こしています。
一見真っ白なコットンのユニフォームですが、特殊プリントを組み合わせることで「再帰性反射」を実現し、フラッシュや蛍光灯の光を反射すると、まったく異なる模様が鮮やかに浮かび上がります。シミはその工房に積み重ねられてきた職人たちの“勲章”であり、それを光としてまとうことで、次世代に職人魂を継承してほしいという願いが込められています。さらに定番のワークウエアの原型を上下左右に繰り返すことで新しいパターンを生み出しました。これは、繰り返し継承していきつつ、新しいものを生み出すという新しい伝統工芸のあり方を象徴しています。

詳しくは、2 月27 日発売の『VOGUE JAPAN』4 月号および『VOGUE JAPAN』Web サイト
http://www.vogue.co.jp/special-feature/2016-02/29/cottonusa
および本プロジェクトのWeb サイトhttp://cottonusa.jp/powerofcotton をご覧ください。


今年は、同プロジェクトを中心に、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどのSNSを活用したデジタル・マーケティング活動をさらに強化し、充実させます。
また5月10日のコットンの日を軸に、「COTTON USA AWARD 2016」など多彩な活動を展開いたします。

COTTON USA JAPAN公式サイト http://www.cottonusa.jp/
Facebook「COTTON USA JAPAN」 https://www.facebook.com/cottonusa.jp
Instagram「cottonusa_japan」 https://instagram.com/cottonusa_japan
Twitter「COTTON USA Japan」 https://twitter.com/cottonusa_japan
YouTube「cottonusajp」 https://www.youtube.com/user/cottonusajp/


◆ご参考

●信頼のブランド、COTTON USA マークとは
COTTON USA マークは、高品質なコットンを見分ける目印。世界的に評価されている上質なアメリカ綿を使用した綿製品だけに付けられる信頼のマークです。CCI 国際綿花評議会では、COTTON USA の素晴らしさをより多くの人々に伝えていくために、世界規模でさまざまな活動を行っています。
[画像2: http://prtimes.jp/i/13130/4/resize/d13130-4-966519-2.jpg ]

●コットンの日(COTTON DAY)とは
5 月10 日は「コットンの日」。この記念日はコットンが夏物素材として店頭に勢揃いし、販売の最盛期を迎える“コットンのベストシーズン”であることと、5 月10 日の語呂合わせで、1995 年に日本紡績協会が提唱。日本記念日協会から正式認定を受け、制定されました。

■アンリアレイジについて
[画像3: http://prtimes.jp/i/13130/4/resize/d13130-4-573831-3.jpg ]



デザイナー森永邦彦。1980 年、東京都生まれ。ANREALAGE とは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。「神は細部に宿る」という信念のもとに作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。
2003 年、「アンリアレイジ」として活動を開始。2005 年、ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」でアバンギャルド大賞を受賞。2005年秋、06S/S KEISUKE KANDAと共に東京タワーにてコレクションを発表。以降、東京コレクションに参加。2011 年、第29 回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。2012年、個展「A REAL UN REAL AGE」(パルコミュージアム/渋谷)、2013年、「フィロソフィカル・ファッション2 : A COLOR UN COLOR」(金沢21 世紀美術館・石川)を発表。2014 年、15S/S よりパリコレクションデビュー。

■「モメンタムファクトリー・Orii」について
[画像4: http://prtimes.jp/i/13130/4/resize/d13130-4-568196-4.jpg ]



400 年の伝統に培われ、銅器製造では国内トップシェアを誇り高度な熟練の技が集積する富山県高岡市。「モメンタムファクトリー・Orii」は、1950 年の創業以来、伝統を受け継ぎながら美術工芸品や銅像、仏具など多様な製品の着色を手がけてきました。
近年は、これまでの技術をさらに進化させた独自の発色法を確立し、オリジナルのクラフト作品や壁材、デザインマテリアルなどの開発にも取り組んでいます。困難とされた厚さ1mm 以下の銅板や真鍮、押出材などへの発色技法も生み出し、質感、味わい、そしてその美しさは、他では生み出せない金属の価値を広げています。その革新的な姿勢は、伝統工芸を新たなステージへと進化させる担い手として、日本のみならず海外からも高い評価を獲得しています。
http://www.mf-orii.co.jp

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