GTアドバンスト・テクノロジーズがDSS™450 MonoCast™結晶成長システムを発売

革新的鋳造技術でウエハーメーカーにとっての新たな市場機会を切り開く

（米ニューハンプシャー州メリマック）- （ビジネスワイヤ）-- GTアドバンスト・テクノロジーズ（NASDAQ：GTAT）は本日、当社のDSS™450 MonoCast™結晶成長システムが商用提供可能であると発表しました。GTのDSS™450 MonoCast™炉で成長させた材料から製造したモジュールは、総出力の点でホウ素をドープした従来のバッチ式CZ単結晶ウエハーを組み込んだモジュールに匹敵します。DSS450 MonoCast炉は、数々の新機能を搭載してスラブインゴット当たりの単結晶歩留まり80パーセント以上を達成し、他のcast mono技術に比べてインゴット当たりのグレードIウエハー（単結晶面積/ウエハーが90%超）枚数を大幅に増やします。MonoCast™技術は、GTのDSS450、DSS450HPの両システムで初めて提供されます。これらのDSS炉を現在運用されているお客さまは、フィールドアップグレードを通じて新たにDSS450 MonoCastシステムへ移行していただくことができます。

GT’s DSS™450 MonoCast™ crystal growth system. Modules produced from material grown in the DSS450 MonoCast furnace rival modules that incorporate traditional boron-doped batch CZ monocrystalline wafers in terms of total output. (Photo: Business Wire)

GTアドバンスト・テクノロジーズのトム・グティエレス社長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「インゴット鋳造技術の進歩は、従来の多結晶ウエハーメーカーにとって、セルの変換効率向上を可能にする次世代のウエハーを提供できる新たな市場機会を生み出しています。GTのDSS450 MonoCastシステムは、当社のベータパートナーの協力の下、これらメーカーが仕様通りの性能を確保するための厳しい試験を経ながら、生産見通しが整った製品を提供してきた実績を持っています。既にDSSを導入いただいているお客さまは、高い単結晶歩留まりと高効率セルを実現する技術を用いてこの新市場で競争に勝ち抜くために、DSS450 MonoCastシステムへのアップグレードにより既存の投資を活用していただくことができます。」

GTアドバンスト・テクノロジーズの太陽光発電事業担当副社長兼ゼネラルマネジャーであるVikram Singhは、次のように述べています。「結晶成長プロセスの知識、装置と制御システムの設計、世界的サポート体制で市場をリードする当社の専門能力は、お客さまに実証済みの性能と再現性をもたらす高度技術システムを提供するものです。ジョージア工科大学との間で目下進行中の材料科学およびセルアーキテクチャーに関する取り組みにより、当社のMonoCast材料は高度なセル加工技術と組み合わせた場合、19パーセントを超える変換効率を実現できることが、一貫して実証されています。これは太陽電池メーカーがGTのMonoCast材料を使用することで期待できる潜在的セル効率のアップを示す指標として重要です。」

GTのMonoCast材料で製造したモジュールは、総出力の点でホウ素をドープした従来のバッチ式CZ法で加工された単結晶ウエハーを組み込んだモジュールと肩を並べます。DSS450 MonoCastウエハーから製造したセルは光誘起劣化（LID）の程度が低く、ウエハー上の完全な正方形領域は、発電面積の点で、従来の準正方形の単結晶ウエハーよりも大きくなっています。その結果、モジュール効率がバッチ式単結晶ウエハーを組み込んだモジュールと競合できるレベルになりました。

DSS450 MonoCastでは、新たな先進的ハードウエアのほか、業界初の自動シード結晶保持機能を特徴としています。この機能により、溶融から成長の間の液浸やオペレーターによる介入をなくし、プロセスの自動化に貢献するとともに、DSS450 MonoCastシステムの製造上の価値が実現されます。DSS450 MonoCastは、GTの新しいAcuity™性能管理ソフトウエアと組み合わせることで、高品質インゴットの連続生産が可能です。

GTアドバンスト・テクノロジーズについて

GTアドバンスト・テクノロジーズは、ソーラー・LED・特殊市場にポリシリコン製造技術、サファイアおよびシリコンの結晶成長システム・材料を提供する世界的企業です。当社の製品とサービスは、顧客企業の製造環境の最適化や保有コストの低減に貢献しています。GTアドバンスト・テクノロジーズの詳細情報についてはwww.gtat.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースの記述には、新技術による製品およびサービスによって期待される結果など、その性質上将来見通しに関する記述が一部含まれています。これらの記述は、経営陣の現在の予想または考えに基づいたものです。これらの将来見通しに関する記述は、業績を保証するものではなく、多くの不確実性やその他の要因の影響が伴い、そのほとんどに当社の管理が及ばず、実際の出来事が将来見通しに関する記述によって表現または示唆されたものと、著しく異なる可能性があります。実際の出来事が将来見通しに関する記述によって表現または示唆されたものと著しく異なる場合の要因となり得るものには、当社が顧客との契約において売上を認識できない可能性、技術的変化が既存の製品や技術を旧式にしてしまう可能性、当社が知的財産権を保護できない可能性、他の製造業者との競争が激化する可能性、為替レートの変動・金融市場の状況・景況によって当社製品に対する需要が減少する可能性や、GTアドバンスト・テクノロジーズ（旧社名GTソーラー・インターナショナル）が証券取引委員会に提出した書類に概説されているさまざまなその他のリスクが含まれます。例えば、2011年5月26日に当社がフォーム10-Kで提出した2011会計年度の年次報告書および2011年11月9日にフォーム10-Qで提出した2012会計年度第2四半期報告書の「リスク要因」のセクションの記述などです。GTアドバンスト・テクノロジーズは、新たな情報、将来の出来事、あるいはその他の理由の結果として将来見通しに関する記述を更新・変更する義務を負わず、また一切の義務を否定します。

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