シニアの目に関する調査

プレスリリース発表元企業:株式会社ゆこゆこ

配信日時: 2015-10-08 16:45:00

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員2,145人を対象に、10月10日の「目の愛護デー」にちなんで、老眼を中心に「シニアの目」に関する調査を実施しました。

<調査結果ダイジェスト>
■老眼がはじまったタイミング、67.3%が「50代」までのうちに
もっとも多かったのは「50~54歳」の24.4%
■老眼の周囲へのカミングアウト、84.5%が「抵抗はなかった」
「いずれ誰もが通る道」「自分の周りにもけっこういたから」…誰にでも起こる加齢現象と受け入れている
■まだ老いを認めたくない?低年齢者ほど「老眼矯正」を遅らせる傾向
「老眼に気づいてから1年後ぐらい」までに矯正をする人、50代は54.6%、60代は63.7%、70代以上は78.4%
■「数字の読み間違い」「紛失」「持ち忘れ」…シニアの“老眼あるある“エピソード
「6と8を読み間違って、同窓会の日付を勘違い」「老眼鏡は各部屋用と外出用の複数持ち」…シニアの
知られざる老眼ライフとは?

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<調査概要>
調査期間:2015年9月30日~10月2日
調査対象:50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:2,145件
-男性:1,685名(50代:384名、60代:888名、70代以上:413名)
-女性:460名(50代:250名、60代:172名、70代以上38名)
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<調査結果>
1.老眼について
1)現在、老眼であるかどうか
【現在、老眼であるかどうか】について聞いたところ、全体の82.3%が「老眼である」と回答しました。
(図1)

2)老眼がはじまった時期
現在老眼である人に、【いつから老眼がはじまったか】について聞いたところ、全体の67.3%が50代までのうちに老眼になったと回答しました。
(図2)

3)老眼に気づいたきっかけ
【老眼に気づいたきっかけ】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「新聞や本を読んでいるとき」の67.7%でした。女性で目立ったのは「針仕事をしているとき」の10.6%でした。「その他」としては「パソコンを操作しているとき」「薄暗いところで文字を読もうとしたとき」などがあがりました。
(図3)

4)老眼を周囲に打ち明けることについて
【老眼であることを周囲に打ち明けることへの抵抗】について聞いたところ、全体の84.5%が「抵抗はなかった」と回答しました。男女別では男性、86.7%、女性76.5%、年代別では50代79.5%、60代86.4%、70代以上87.2%と、男性や高年齢者ほど抵抗がないことがわかりました。
「抵抗はなかった」と回答した人に理由を聞くと、「いずれ誰もが通る道」「自分の周りにもけっこういたから」と、誰にでも起こる加齢現象の一つとして受け入れていることがうかがえました。
(図4)

5)老眼矯正の方法
【老眼矯正】について聞いたところ、全体の8割以上を「老眼鏡」(41.6%)、「遠近両用メガネ」(40.8%)が占めました。また、「老眼矯正はしていない」と回答した人が全体の12.9%で、特に50代で24.1%と多い結果となりました。
老眼矯正をしていない理由を聞いたところ、「それほど困っていないから」「支障がないから」と、大きな影響を感じていない声がほとんどでしたが、一部「自身では認めたくない(50代男性)」「サプリメントでがんばる(50代女性)」「自然・風景との対話や目のトレーニングをしてしがみついている(50代男性)」という声がありました。
(図5)

6)老眼に気づいてから矯正するまでの時間
最近老眼になった人(※)に、【老眼に気づいてから矯正するまでの時間】について聞いたところ、「老眼に気づいてから1年後ぐらい」までに矯正をした割合で比較したところ、50代は54.6%、60代は63.7%、70代以上は78.4%と、低年齢者ほど老眼矯正を遅らせる傾向があることがわかりました。
※ここでは、「50代で老眼になった50代」「60代で老眼になった60代」「70代以上で老眼になった70代以上」を「最近老眼になった人」としています
(図6)

2.老眼以外の目の悩みについて
1)目の悩みについて
【老眼以外の目の悩み】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「(目の)疲れ」の45.6%でした。男女別でみると、女性に多かったのは「ドライアイ」の29.1%、「眼精疲労」の25.7%でした。また、年代別でみると、高年齢になるにつれて多くなるのが「白内障」で、特に70代以上では25.3%と、4人に1人が悩んでいる結果となりました。
(図7)

2)目のケアについて
【日頃行っている目のケア】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「目薬をさす」の60.7%でした。また、「パソコン用メガネ」については、全体の10.5%が装着していることがわかりました。男女別でみると、女性に多かったのは「サプリメントを摂取する」の17.0%でした。
(図8)


【シニアの目にまつわるエピソード集】
■老眼鏡で“眼鏡デビュー”した人のエピソード
眼鏡のおしゃれに少し憧れていたので、フレームをいくつも試着して選んだ。(60代女性)
眼鏡によって見かけが大きく変わるのに驚き。眼鏡の選別には慣れてきた今も迷っている。(70代以上男性)
初めてだったので高価な眼鏡を購入したが、失敗。 だんだん老眼が進むので、最近は100均の眼鏡を利用中。(60代男性)
100円ショップで3個くらいまとめ買いしている。(60代男性)
眼鏡をバッグに入れ忘れて困ることがあった。持ち慣れない。(50代女性)
いろいろな場所(居間・トイレ・寝室・車・職場・ビジネスバック・お出かけ用バック)に老眼鏡を置いてある。(50代男性)
■トホホ…老眼失敗談
数字の6・9・0などが曖昧で、間違い電話をかけてしまった。(50代女性)
老眼鏡をかけずに同窓会の案内を見て、6日を8日に読み違えた。開催場所に誰もいなく、2日前に終わっていた。 自宅に帰り、家族に笑われた。(50代男性)
スーパーで特上肉が安売りで、実際の値段は998円だったのに、数字が細かくて338円と思い込み、お得だと意気揚々レジで会計。帰宅後、妻に「こんな高い肉を購入して」と激怒され、スーパーに返品。大変苦い思いをした。
(60代男性)
電車の時刻表を見ていながら、数字を見間違って最終電車に乗り遅れた。(60代男性)
メールを打つとき誤字が多い。外食のメニューを写真で選ぶことが多い。(50代女性)
薬の箱の説明書きが読めない。(50代女性)
眼鏡を忘れて出かけ、安い眼鏡を途中の店で買った。(70代以上男性)
老眼鏡をいろいろなところに置き忘れる。一回おでこにのせたまま探していたことがあった。漫画のネタみたいだが本当にやってしまった。(60代女性)
「シニアグラス」というネーミングの方が、抵抗がない。(50代女性)

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【調査結果を受けて】不便の多い老眼ライフ。シニアの「見え方」に対応したサービス提供を
老眼を周囲へ打ち明けることに「抵抗はない」と全体の84.5%が回答しており、誰にでも起こる加齢現象として一見前向きに捉えているように見受けられますが、ここで注目したいのは「老眼に気づいてから矯正をするまでの時間」。最近老眼になった人の中で、「老眼に気づいてから1年後ぐらい」までに矯正している人は、50代は54.6%、60代は63.7%、70代以上は78.4%と、低年齢者ほど「まだ老いを認めたくない」と、老眼鏡デビューを遅らせているところにシニアの本音が垣間見えます。
“老眼鏡デビュー”したシニアに多いのが「紛失」「持ち忘れ」。対策として部屋のあちこちに置いたり、外出用は別に用意したりという方も多いようで、安価なメガネを複数持ちしているという実態が明らかになりました。
また、老眼による失敗談で特に多かったのが「数字の読み間違い」。6と8、3と8、1と7など、間違いやすい数字があるようです。エピソードとおしておもしろおかしく表現していますが、彼らにとって不便であることに間違いはありません。いつまでも若々しくありたい(見られたい)シニアが増え、“老眼鏡デビュー”を遅らせる方がますます増えてきそうな中、シニアの「見え方」を意識したサービスの提供が急務です。
(株式会社ゆこゆこ 経営企画室 事業統括グループ  笠原敦子)
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