スキャリティ・ジャパン日本法人を設立 Fusion-ioやIsilon Systemsの国内事業を指揮してきた江尾 浩昌を代表に迎え、日本市場のパートナーエコシステムとサポート体制を強化

プレスリリース発表元企業:スキャリティ・ジャパン株式会社、TEL:03-6894-7427, FAX:03-6894-7701、japan.pr@scality.com

配信日時: 2015-03-05 15:30:00

 ペタバイト規模のソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)を提供する米Scality社(本社:米サンフランシスコ、CEO:Jerome Lecat)は、本日、その初の海外現地法人となるスキャリティ・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:江尾 浩昌)を設立し、日本における事業を本格的に開始することを発表します。日本法人の代表取締役には、Fusion-ioやIsilon Systems等、複数の米系ストレージ企業の代表を含む要職を歴任した江尾 浩昌が就任し、事業拡大を指揮します。

 これにより、既存のメッセージング・ソフトウェア・パートナーである、日本オープンウェーブシステムズ株式会社、Zimbra Japan合同会社、株式会社TwoFiveとのパートナーシップを更に強化すると共に、グローバル・ハードウェア・パートナーの日本ヒューレット・パッカード株式会社、日本シーゲイト株式会社との国内での販売協業を開始します。

 また本日、国内初のクラウド・インテグレーション・パートナーとして、株式会社ブロードバンドタワーが、ディストリビューター契約を締結したことを発表します。

 日本法人設立に伴い、日本のお客様のご要望に迅速かつ確実なアフターフォローをご提供するべく、重要障害ケースに対しては日本語サポート受付窓口を開設します。従来のグローバルサポート体制に加え、当初は平日営業時間帯の受付を開始し、今年度中に24時間対応を目指します。また、営業、システムエンジニアリング、マーケティングの各部門を設立し、お客様およびパートナーへのサービス向上を図ります。

 米Scality社は、現在注目を集めるソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)の領域において、既に多くの顕著な実績を有しています。一例には、米国ロスアラモス国立研究所における500ペタバイトにも及ぶ導入実績や、英国デイリーモーション(Daily Motion)社におけるストリーミング基盤の導入実績(約15ペタバイト)があります。また、既に日本国内においても、大手通信事業者やクラウド事業者における実績を有しています。この度の日本法人の設置により、既存のお客様への一層のサポート向上と共に、新しいお客様の開拓を進めてまいります。

 米Scality社のCOO、アーワン・メナード(Erwan Menard)は次の通り語ります。
「Scalityにとって、日本は売上の15%を占める大変重要な市場であり、2014年には対前年比で500%にも及ぶ驚異的な成長を達成しています。スキャリティ日本法人の設置により、日本のお客様へのより一層の支援を強化してまいります。」


【米Scality社について】
 米Scality社(本社:米サンフランシスコ、開発拠点:仏)は、2009年に仏パリで設立された、ペタバイト規模のソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)の業界リーダーで、米IDCによる2014年版MarketScape調査(オブジェクトストレージ部門)※でLeadersと評価されています。同社の主力製品となるScality RINGストレージソリューションは、汎用×86サーバー環境でシームレスに動き、ペタバイトにまで拡張することができます。Scality RINGの特許取得済オブジェクト・ストレージのコアは、運用費を劇的に削減しつつ高い可用性を実現し、エンド・ツゥ・エンドの並行アーキテクチャは卓越した性能を発揮します。Scalityのストレージソリューションは、NFS、REST、SWIFT、OpenStackブロック・ストレージのCinderといった標準的なストレージ・プロトコルを通じてアプリケーションとやりとりします。Scalityの顧客には、米国のケーブル会社上位10社中の4社、フランス第2位の通信会社、イタリア、ドイツ、英国のトップポータル、日本のモバイル・オペレーター、世界第2位のオンライン・ビデオサイト等が含まれます。ツイッターでは@scalityをフォローしてください。また、 http://www.scality.com/ で詳しい情報をご覧いただけます。

本日の会見のプレスキットは、下記よりダウンロード可能です。
http://www.powered-communications.co.jp/scality/presskit.zip


【パートナー各社様からのコメント】
■日本ヒューレット・パッカード株式会社様からのコメント
 「日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は、スキャリティ・ジャパン株式会社様の設立を歓迎いたします。Scality製品と日本HPの提供する大規模拡張性と容量単価を追求したストレージサーバーHP ProLiant SL4500シリーズや、HP ProLiant Gen9サーバー製品と組合せることで、高信頼かつ容量単価をおさえたオブジェクト・ストレージソリューションを提供します。クラウドサービスやデータアーカイブなどに最適なソリューションとして、企業におけるさらなるデータの利活用を支援してまいります。」
執行役員 HPサーバー事業統括本部
事業統括本部長 大月 剛 様


■日本シーゲイト株式会社様からのコメント
 「日本シーゲイトは、スキャリティ・ジャパンの分散ストレージソフトウェア「SCALITY RING」とシーゲイトの「Kinetic Open Storage Platform」による協業開始を歓迎いたします。シーゲイトのKineticテクノロジーとスキャリティのソフトウェアを組み合わせることにより無限大のデータ領域の拡張と世界規模での分散化・同期性を提供することが可能になります。
スキャリティとシーゲイトはこの協業を通じ、クラウド事業者や企業向けに大規模ストレージの課題における最適解を提供します。」
代表取締役 新妻 太様


■株式会社ブロードバンドタワー様からのコメント
 「この度、スキャリティ・ジャパン株式会社の設立を心よりお祝い申し上げます。当社は、2000年の創業以来、これまで日本のインターネット市場においてデータセンターサービス、インターネット・エクスチェンジ・サービス、クラウドサービス、専用ストレージソリューションを提供してまいりました。
今後は、コンテンツ配信やIoT領域における市場規模の拡大と用途の多様化に伴い、Scality製品の分散ストレージ機能を駆使した、データバックアップ/アーカイブ、クラウドストレージサービスを中心とした新市場が形成されるものと確信しております。
当社といたしましては、従来のデータセンター、クラウド、専用ストレージソリューションを補完するスキャリティ社の新技術を用いて、日本の情報通信産業の更なる発展に貢献して参りたいと考えております。」
代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋 様


■日本オープンウェーブシステムズ株式会社様からのコメント
 「Scality社は我々の重要かつ強力なパートナーです。業界一の可用性と拡張性を自負する弊社のメッセージング・プラットフォームは、Scality社のSDSと組み合わせることにより、加えて投資効率にも優れたものになります。このたびScality社が日本法人を設立し、体制を拡大されることはとても喜ばしくかつ心強いです。これは、両社が日本のお客様満足度をさらに高め、日本の情報技術発展に寄与するための大きなステップになることを確信しています。」
代表取締役 森岡 洋介 様


■Zimbra Japan合同会社様からのコメント
 「Zimbra Japan合同会社は、Scality社が日本法人の設立を発表したことを大変喜ばしく思っております。Zimbraが提供するメッセージング・コラボレーション基盤であるZCSは、ストレージ部分に Scality RINGを選択頂くことで、可用性の向上などの付加価値を実現しており、Scality社は弊社にとって重要なパートナーの一社です。今後は、スキャリティ・ジャパン株式会社と共に、日本のお客様に向けて一層のサービス向上を目指して参ります。」
社長 松岡 信也 様


■株式会社TwoFive様からのコメント
 「この度のスキャリティ・ジャパン株式会社の設立を心よりお祝い申し上げます。TwoFiveは、メールストアサーバ「Dovecot」とScality製品の分散ストレージ機能を組み合わせて、ダウンタイムゼロのステートレス環境を提供していますが、ISPをはじめとする大規模メールシステムを中心として、これからますます分散ストレージが活用されるものと確信しています。
今後もメッセージング市場に対して、スキャリティ社と協力して分散ストレージのメリットを訴求し、普及促進に貢献して参ります。」
代表取締役 末政 延浩 様


※出典:IDC, 2014年12月「IDC MarketScape: Worldwide Object-Based Storage 2014 Vendor Assessment」(#253055)

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