東芝のストレージ製品戦略

プレスリリース発表元企業:Toshiba Semiconductor & Storage Products Company

配信日時: 2014-08-25 16:00:00

東芝のストレージ製品戦略

(東京)- (ビジネスワイヤ) -- 東芝は、エネルギー、ヘルスケアとともにストレージを注力事業と位置付けています。ストレージ事業においては、NANDとともにHDDやSSDなどのストレージ製品を基幹製品として位置づけています。今後拡大が期待されるクラウド、ソーシャル・ネットワーク・サービスビジネスに向け、ストレージ製品の競争力向上と拡大を図ります。

当社は、ストレージ製品を幅広くラインアップしており、特にエンタープライズ向け製品に注力し、製品開発を進めます。ニアラインHDDにおいては、大容量化を進め、市場シェアを拡大します。また、エンタープライズSSDにおいては、NAND型フラッシュメモリ内製の強みを活かし、データセンタでの高速処理ストレージ向けにラインアップ拡充を進め、市場シェアを拡大します。

当社は、HDD市場における市場シェアを、2016年には20%以上獲得することを目指します。また、エンタープライズ向けSSD(SASインタフェース)市場では2016年に30%以上の市場シェア獲得を目指します。また、今後も更なるストレージ製品事業ドメインの拡大・収益性向上に向け、ストレージシステム向けのソフトウエア、ソリューション(アプライアンス)等付加価値の高い事業領域への進出を図ってまいります。

産業界におけるデジタルデータの活用は今後も増加すると予測されています。地球上で生成されるデータは拡大を続け、2020年には44ゼタバイトに達すると言われています。特にビッグデータ革命とも呼ぶべき動きの中で、ペタバイトクラスの大容量データを保存すると同時に、それを超高速で分析する新しいコンピュータ・アーキテクチャが要求され、新たな市場が生まれています。そのような環境下、大容量データ保存を担うHDDと超高速データアクセスを担うSSDは、それぞれの特性を活かして共存していくと考えられます。

(参考)
ストレージ製品事業の推移

~2009年9月:PC向けや車載用、携帯型音楽プレーヤ向けなどの小型商品に特化したモバイルHDD事業を展開 2009年10月:富士通株式会社のHDD事業を買収し、エンタープライズHDD事業に参入 2011年7月:当社内でメモリやコンシューマ向けSSD事業とカンパニーと統合し「セミコンダクター&ストレージ社」発足。ストレージ製品事業統合により、エンタープライズSSDを製品化 2012年5月:WD社から3.5型HDD事業の一部を譲り受け、3.5型HDDをラインアップ 現在、NAND、SSD、HDDのクライアント向けおよびエンタープライズ向けすべてのストレージ製品を提供できる唯一の会社としてストレージ製品を幅広く提供中



連絡先
【お問い合わせ先】
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社 企画部 広報・IR担当
玄地 恵/山路 航太
Tel: 03-3457-3576
E-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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