アベノミクスに期待?失望? クチコミプラットフォーム「buzzLife」アンケートレポート

プレスリリース発表元企業:株式会社イーライフ

配信日時: 2013-07-30 10:00:00

インタラクティブ・マーケティングをワンストップで手がける株式会社イーライフ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤原 誠一郎)は、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」(バズライフ、 http://www.buzzlife.jp/ )の会員約19万人に対して、自分と世間の1年後予想に関するアンケート調査を行いました。
「buzzLife」会員は、商品の新しい価値を発見する「創造的消費」を行い周囲と積極的に交わる、いわゆるアクティブ・コンシューマーの要素が強く、無報酬の活動にも関わらず「buzzLife」の諸活動に積極参加し自分の意見を発信する特徴があります。今回は「1年後の自分・世間の生活予想」をテーマにアンケートを実施したところ、3,127名の会員から自由記述を伴う回答が寄せられました。
※この「buzzLife」アンケート結果は、「buzzLife」ホームページ内でも公開しています。
URL: http://www.buzzlife.jp/survey/2013/130701/


■自分の1年後は厳しめ予想
アベノミクス政策の支持率は6割を超えており、景気回復への期待が高まっていますが、では実際の生活にはどのような変化が起きると考えているのでしょうか?自分と世間、それぞれの1年後の生活について、今より余裕がありそうかどうかを尋ねてみました。

・あなたは1年後の自身の生活はどうなっていると思いますか?(n=3,127)
・世間の人は、1年後の自身の生活はどうなると予測していると思いますか?(n=3,127)
http://www.atpress.ne.jp/releases/37535/1_1.png

まず自分の1年後については、「現在より余裕がなくなっている」と「変わらない」がほぼ同数でそれぞれ全体の4割弱を占めました。逆に「現在より余裕がある」は約1割と、厳しい見方が優勢のようです。また、女性より男性が、若い年代より上の年代の方が「余裕がなくなっている」が多く、より厳しい傾向が見られました。
その理由を自由記述回答で尋ねてみました。まず「余裕がある」派は『夫の給料アップと自分の仕事の収入増加による』(30代女性)、『子供が学校を卒業して就職するので仕送りが減るはず。』(50代女性)、『就職をして働いているから。』(20代女性)など、収入アップ・支出減・就職を挙げる人が多く見られました。逆に「余裕がなくなっている」派は、『消費税アップの上所得減』(50代女性)、『子供が進学するから。』(40代男性)など、収入減・支出増に加えて増税や物価の上昇も理由に挙がっています。アベノミクスの副産物、というところでしょうか。
そして「変わらない」派は、『今現在と仕事も変わらないだろうし、生活自体も変わらないと思うから。』(20代女性)『収入や支出が一年くらいでは、大きくは変わっていないと思う。』(60代男性)と、自身の生活に変化の予定がないことや、1年では短すぎて変化まで至らないという考えも見られました。


■世間の1年後は自分よりちょっと明るい?
やや厳しめの自分予想でしたが、では世間の人はどんな風に1年後を予想していると思いますか?自分の予想と同じように余裕の有無で尋ねたところ、最も多かったのは「変わらない」で4割強。次いで「余裕がなくなっている」は3割弱と、自分予想に比べて10ポイント以上少なくなっています。代わりに「余裕がある」「分からない」は自分予想より微増となりました。世間の人の1年後は自分のそれよりやや明るめに想像しているようです。なお、男性・上の年代の方が厳しめに見る傾向は自分の予想と同様でした。
こちらも予想の理由を自由記述回答で尋ねたところ、「余裕がある」派は『アベノミクス効果で景気がよくなる期待感が大きいから』(30代女性)、『企業の業績が回復して、給料が少しずつよくなってくる。』(60代男性)など、やはり景気回復が一番。期待を込めて、という声も多く見られました。逆に「余裕がなくなっている」「変わらない」派は、『税金が増え、物価が上がるのに給料が増えそうにない』(30代女性)、『アベノミクスの恩恵を感じられないから』(40代女性)とアベノミクスのデメリットを懸念する様子が多く見られました。世間予想では「余裕がなくなっている」「変わらない」派が同じ理由で選択されており、それだけ現状が厳しい、マイナスの状態であることがうかがえます。


■アベノミクスへの期待と失望
自分と世間の1年後予想を理由と共に見てきましたが、その中でアベノミクスへの言及が多く見られました。ではそのアベノミクスについてはどのように受け止められているのでしょう?FAに「アベノミクス」を含む回答者のみ抽出して分析してみました。

【アベノミクスに言及した回答者対象】あなたは1年後の自身の生活はどうなっていると思いますか?(n=153)
【アベノミクスに言及した回答者対象】世間の人は、1年後の自身の生活はどうなると予測していると思いますか?(n=332)
http://www.atpress.ne.jp/releases/37535/2_2.png

まず、自分の1年後予想でアベノミクスに言及した回答者(153名)ですが、全体と比べて「余裕あり」「余裕なし」が少なく、その分「現在と変わらない」が多くなっています。FAを見ると、「変わらない」派でも『周囲で騒いでいるほどアベノミクスの影響を感じないから。』(40代女性)『アベノミクスの恩恵を受けられる方というのはごく一部の方達だと感じます。』(30代女性)と、アベノミクスへの疑問や失望感が目立ち、「(悪い現状は)現在と変わらない」という意味であることがうかがえます。
では、世間の1年後予想でアベノミクスに言及した回答者(332名)はどうでしょうか。「変わらない」派は全体と同じく約4割ですが、「余裕あり」が26.5%と、全体より10ポイント以上多くなっています。FAでも『アベノミクスの影響で、多少なりとも景気がよくなっていると思うので。』(30代女性)『アベノミクス効果を期待して出費をしている人が多く感じるから』(40代女性)と、アベノミクス効果を評価する声が多く見られ、先ほどの自分予想とは大分雰囲気が違っています。
まとめると、アベノミクスで世間の1年後は楽になると予想する一方、自分の現状を見ると、アベノミクスで生活が楽になったという実感はなく、先行きもそれほど期待できない――というギャップがありそうです。


■個人の景気回復はもう少し先
自分と世間の1年後、全体としてはやや厳しめながらも、世間の予想はアベノミクス効果でやや明るい兆しも見られました。しかし一方、アベノミクスで世間は景気回復しそうだけど、振り返ると自分には実感もなく期待も薄い、というアンビバレントな一面も。個人の景気回復はもう少し先のようです。


≪調査概要≫
調査対象  :「buzzLife」会員登録者
調査地域  :全国
調査実施日 :2013年6月13日(木)~21日(金)
有効回答者数:3,127名


【株式会社イーライフ 会社概要】
商号    : 株式会社イーライフ
代表者   : 代表取締役CEO 藤原 誠一郎
所在地   : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-29-9
        日本パーティビル2F
設立    : 1999年9月
主な事業内容: インタラクティブ・マーケティング戦略/
        インタラクティブ・マーケティング基盤構築/
        対顧客コミュニケーション/調査・分析
URL     : http://www.elife.co.jp/

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press