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【今週の展望】為替市場とトランプ氏に翻弄されるSQ週か?

2017-01-09 21:31:01

11月以来、為替も株価もペースが速すぎた。為替レートの調整局面が続く限りは、日経平均の2万円到達はない。トランプ氏は、ツイートも記者会見も怖い。

11月以来、為替も株価もペースが速すぎた。為替レートの調整局面が続く限りは、日経平均の2万円到達はない。トランプ氏は、ツイートも記者会見も怖い。

 今週、1月第2週(9~13日)は9日の月曜日が「成人の日」で祝日休場するため、4日間の取引。成人式は今年もまた、全国各地で市長や来賓が危害を加えられたり暴言を浴びせられたりする「新成人によるテロ行為」のニュースが伝えられるのだろうか? 13日は今年初めてのマイナーSQの日で、「鬼門」の火曜日は10日、水曜日は11日。

 世界の主要株式市場の休場日はない。アメリカは今週末は3連休で、16日はマーチン・ルーサー・キング牧師生誕記念日で休場。師の名言「あなたが正しい時、過激になりすぎてはいけない」を、誰かさんに言いたい?

 国内の経済指標、イベントは12日の景気ウォッチャー調査に注目。「ボーナスに不満が残った」「生鮮食料品やガソリン、灯油の値上がりがひどい」などで国民の景況感が悪化しているかもしれない。13日はマイナーSQ(オプションSQ)の清算値算出日。

 10日には12月の消費者態度指数、11日には11月の景気動向指数速報値、12日には11月の国際収支、12月の東京都心部オフィス空室率、景気ウォッチャー調査(街角景気)、13日には12月のマネーストック、企業倒産件数が、それぞれ発表される。11日にエルニーニョ観測速報が発表される。ラニーニャで春の訪れが遅いと衣料品の売れ行きが鈍る。13日に日銀が「生活意識に関するアンケート調査」の結果を発表する。

 主要銘柄の決算発表は、小売、外食など2月期決算銘柄の3~11月期決算の発表がピークを迎える。流通大手のユニー・ファミマは10日、ローソンは11日、セブン&アイ、ファーストリテイリングは12日。

 10日はユニー・ファミマHD、ABCマート、クリエイトSDH、イズミ、ハニーズ、ネクステージ、壱番屋、コシダカHD、スター精密、リソー教育。

 11日はローソン、コスモス薬品、ウエルシアHD、キユーピー、わらべや日洋、コメダ、明光ネット、東京個別指導学院、USEN、三協立山、ベル24HD、竹内製作所、不二越、サイゼリヤ、チヨダ、マックスバリュ東海、乃村工藝社、吉野家HD。

 12日はセブン&アイHD、ファーストリテイリング、サカタのタネ、SFoods、大黒天物産、JIN、ビックカメラ、薬王堂、ライフコーポレーション、松屋、ポケットカード、歌舞伎座、プレナス。

 13日はいちごHD、久光製薬、オーエスジー、パソナG、松竹、キャンドゥ、ドトール日レスHD、ニッケ、クリエイトレストランHD、TSIHD、Gunosy、コーナン商事、マニー、リンガーハット、大庄。

 新規IPOは27日のシャノン<3976>までお休み。1月はこの1件だけ。

 海外の経済指標、イベントは、13日の中国の貿易収支とアメリカの小売売上高が重要。12日にはイングランド銀行が政策金利を発表する。

 9日にはユーロ圏の11月の失業率、アメリカの11月の消費者信用残高、10日には中国の12月の消費者物価(CPI)、生産者物価(PPI)、アメリカの11月の卸売売上高、卸売在庫、11日にはブラジルの12月の消費者物価指数(CPI)、12日にはインドの12月の消費者物価指数(CPI)、アメリカの12月の輸入物価、13日には中国の12月の貿易収支、アメリカの12月の財政収支、小売売上高、生産者物価(PPI)、1月のミシガン大学消費者マインド指数、11月の企業在庫が、それぞれ発表される。

 10日にオバマ大統領が2期8年最後の演説を行う。11日にトランプ次期大統領が延期になっていた初の記者会見を行う。大統領就任式の9日前だが順延になる可能性がある。12日にイエレンFRB議長が講演する。11日にブラジル、13日に韓国が政策金利を発表。12日にイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会が開かれる。

 アメリカの主要企業の決算発表は、13日の金融大手から10~12月期、2016年通期の発表が本格化する。9日にグローバル・ペイメンツ、アキュイティー・ブランズ、11日にザイリンクス、KBホーム、13日にブラックロック、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、PNCファイナンシャルサービシズG、ウェルズ・ファーゴが発表する予定。

 前週末6日の終値は19454.33円だった。そのテクニカル・ポジションを確認すると、4本の主要な移動平均は全て下にある。5日移動平均は19365円で89円下、25日移動平均は19090円で364円下、75日移動平均は17814円で1640円下、200日移動平均は16987円で2467円下。4本とも12月30日時点と比べると年明け、上昇している。

 日足一目均衡表の「雲」は、6日は17297~17710円に位置していた。その上限は6日終値19454円から1744円も下にある。今週の雲は、下限は17429円で固定だが、上限は10日の17903円から13日の17956円まで徐々に上昇していく。1月はこの先、厚さを増しながら雲は上昇し続け、上限は来週17日に18000円、25日に18500円を突破し、30日には19000円にタッチする。雲の厚さは31日には150円まで厚くなる。日経平均が2万円台に乗せられないままだと、2月にかけて雲が下からどんどん迫ってくる。

 ボリンジャーバンドは、6日終値19454円は25日移動平均-1σの18661円と+1σの19519円の間で「ニュートラル・ゾーン」に位置している。-1σは793円下、+1σは65円上。25日線は364円下。-1σと+1σの間なのは12月30日と同じだが、ポジションは上に移動しており、上にはやや動きにくく、下にはやや動きやすくなっている。

エコノミックニュース
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