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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、買い戻しが優勢
*10:56JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小反発、買い戻しが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 158187.44 +0.52%
8日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比818.08ポイント高(+0.52%)の158187.44で引けた。日中の取引レンジは157,369.36-159,235.36となった。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢となった。半面、指数の上値は重い。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、慎重ムードが強まった。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2705.17 -0.23%
8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比6.13ポイント安(-0.23%)の2705.17となった。日中の取引レンジは2,699.79-2,739.74となった。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、米株安や米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、見極めるムードも強まった。半面、「ウクライナ平和案」の進展期待が指数をサポート。トランプ米政権のケロッグ・ウクライナ担当特使はこのほど、ウクライナ平和案の合意が非常に近いと発言した。
【インド】SENSEX指数 85102.69 -0.71%
8日のインド株式市場は3日ぶりに反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比609.68ポイント安(-0.71%)の85102.69、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.90ポイント安(-0.86%)の25960.55で取引を終えた。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢となった。また、通貨レアル安の進行もインド株の圧迫材料となった。半面、利下げの実施が支援材料。インド準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利を5.50%から5.25%に引き下げると発表した。
【中国】上海総合指数 3924.08 +0.55%
週明け8日の中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比21.27ポイント高(+0.55%)の3924.08ポイントで引けた。
中国本土の株式市場では、証券当局が証券会社に対する規制緩和を示唆したとの報を受け、市場のセンチメントが改善。特に証券セクターを中心に幅広く買いが入り、全体のリスク許容度が高まった。一方で、政治経済の安定性への懸念や世界的な景気後退懸念も依然として根強く、一部で慎重な見直し売りも観測された。ただ、中旬に予定される中国の重要経済会議に絡む産業支援策への期待やハイテク株への買いも加わり、相場全体を下支え。最終的に上海総合指数は前週末比で上昇し、比較的堅調な決着となった。《AK》
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