年末年始に副業を始めるのにもおすすめ スキルマーケットとは?

2022年12月13日 09:30

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 2023年も残りわずかとなった。年始の目標に掲げていた副業を、まだ始められていない人もいるのではないだろうか。本記事では、年末年始を利用して副業を始めるのにおすすめな、スキルマーケットについて紹介する。

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■スキルマーケットは副業を始めやすいのが魅力

 スキルマーケットとは、クラウドソーシングサービスの一種である。オンラインを通じて副業など様々な仕事を受注し、その対価として報酬が支払われる。オンラインで完結させられるため、在宅副業にも向いているのがスキルマーケットのメリットだ。

 日本におけるクラウドソーシングサイトの代表的な存在には、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラが挙げられる。クラウドワークスやランサーズはマッチングサービスの性格が強い一方で、ココナラはスキルマーケットにあたる。

 スキルマーケットでは、仕事を受注する副業者側が「スキル商品」を公開する。発注者側はこの「スキル商品」を購入し、詳細な依頼内容を相談した上でプロジェクトが開始される。そして、成果物の納品の他、サービス提供の完了後に報酬が支払われる仕組みだ。

 副業者は自由にスキル商品の価格を設定でき、持っているスキルをすぐに商品化できる。そのため、年末年始などの長期休暇を利用して副業を始めるのにもおすすめだ。

 また、多種多様なスキル商品を販売できるのも、スキルマーケットの魅力である。ココナラを例にすると、プログラミング、Web開発、マーケティング、コンサルティング、動作制作、デザイン、ライティングなど多様な業種だ。

 中には、悩み相談や話し相手、学習や資格取得の指導、住宅購入やファッションに関する相談といったカテゴリも含まれている。つまり、他人より少しでも優れたスキルがあり、かつオンラインで完結できる仕事であれば、スキルマーケットで副業を始められるのだ。

■クラウドソーシングサイトとの併用で安定して副業案件を受注できる

 ココナラ以外にも、ユーザーの多いスキルマーケットがある。例えば、ランサーズはメインのマッチングサービスに加え、「スキルパッケージ」というスキルマーケット型のサービスも提供している。クラウドワークスとココナラ、両方のメリットを合わせたような形だ。

 隙間時間を利用して副業したい人には、「Time Ticket」が向いているだろう。「Time Ticket」は時間とスキル商品をセットで販売するため、効率的にスケジュール管理しながら副業しやすい。

 他には、オンライン完結だけではなく、対面での副業も行いたいなら「スキルクラウド」や「ストアカ」がおすすめだ。「スキルクラウド」や「ストアカ」は、レクチャーや教室など、講義型でスキルを提供する副業に向いている。

 加えて、オンラインでスキル商品を販売し、対面で提供するなら「ANYTIMES」も選択肢に入るだろう。「ANYTIMES」は家事、配送、家具の組み立てなど、日常で求められるようなスキルを副業にできるスキルマーケットである。ご近所の助け合いをコンセプトにしており、スキルや地域を限定して販売できるため、自宅の近隣で副業しやすい点がメリットだ。

 このように、スキルマーケットはココナラのような代表的存在だけではなく、副業スタイルに応じて利用できるほど選択肢が幅広い。だが、スキルマーケットの本質は、顧客の購入を”待つ”のが前提だ。スキル商品を公開しても、購入されなければ副業収入は得られない。

 そのため、効率的に副業案件を獲得するなら、スキルマーケットとクラウドソーシングの併用がおすすめだ。クラウドソーシングサイトは、営業に加え募集に応募して副業案件を獲得できるため、副業者側から積極的に行動できるメリットがある。この”攻め”と”待ち”の両方を合わせれば、副業を早く軌道に乗せて、収入を増やせるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る

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