新興市場銘柄ダイジェスト:デジプラは大幅に反発、アディッシュがストップ高

2022年7月1日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 新興市場銘柄ダイジェスト:デジプラは大幅に反発、アディッシュがストップ高
<6172> メタップス 557 -35
大幅に3日ぶり反落。子会社のメタップスペイメント(東京都港区)が自社システムの脆弱性を起因とした不正アクセスによる顧客のクレジットカード情報の漏えいを発生させたとして、経済産業省から改善命令を受けたと発表している。メタップスペイメントは2月28日、不正アクセスで個人情報を含む情報が外部に流出したとの調査結果を公表していた。22年12月期連結業績に与える影響は精査中という。

<7375> リファインバスG 1560 +300
ストップ高。豊田通商<8015>に対し、リファインバースグループが独自開発したエアバッグリサイクル技術をベトナムでライセンス供与することで基本合意したと発表している。ナイロン製エアバッグから異物を分離・除去し、ナイロン樹脂としてマテリアルリサイクルする技術。豊田通商グループのベトナム以外の海外製造拠点への展開についても事業化可能性を検討することで合意しているという。

<7093> アディッシュ 1320 +300
ストップ高。セレス<3696>の子会社でTikTok広告を手掛けるstudio15(東京都渋谷区)と事業連携を開始したと発表している。TikTokでのプロモーションでリスクマネジメント強化を支援する。具体的には、studio15がプロモーションするTikTok動画の監視・モニタリングのほか、誹謗中傷や公序良俗に反するコメントの検知、TikTokプロモーション施策効果の分析を行う。

<3691> デジプラ 808 +96
大幅に反発。10万株(1.00億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.7%。取得期間は1日から29日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元、M&Aでの活用や経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行が目的。また、株主優待制度を新設した。9月末現在で200株以上を保有する株主に自社サービスのデジタルギフトを贈呈する。

<4576> DWTI 208 +6
大幅に反発。再生医療製品を研究・開発するアクチュアライズ(京都府京田辺市)が開発中の角膜内皮障害を対象とした再生医療用細胞製品AE-101について、共同開発契約を締結するとともに資本提携すると発表している。日本での開発を共同で進め、収益は一定の割合で分配される。また、アクチュアライズが実施する第三者割当増資3.30億円のうち、1.30億円を引き受ける。発行済株式総数の7.0%を保有することになるとしている。

<6181> タメニー 158 -10
朝高後、マイナス転換。22年3月期に債務超過を解消し、猶予期間入り銘柄から解除されたと発表している。タメニーは新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言を受けて21年3月期に債務超過となり、東証から上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定されていた。短期業績回復に向けた取り組みに加え、新株予約権の発行などで財務基盤を強化したことが奏功し、22年3月期末の純資産は2.37億円のプラスとなっていた。《ST》

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