子供の数、41年連続減少 1465 万人に 全都道府県で減少

2022年5月5日 15:06

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記事提供元:スラド

5 月 5 日のこどもの日にちなみ、総務省統計局が 2022 年 4 月 1 日現在における我が国の子供の数 (15 歳未満人口) を推計している(統計トピックスNo.131)。

子供の数は 41 年連続減少しており、前年より 25 万人少ない 1,465 万人となった。男女別では男子が 751 万人、女子が 715 万人と男子が 36 万人多く、人口性比は 105.0 となる。年齢 3 歳階級別にみると 12 ~ 14 歳が 323 万人と最も多く、0 ~ 2 歳の 251 万人まで階級が下がるごとに減少していく。総人口に占める子供の割合は 0.1 ポイント減の 11.7 % で、48 年連続の低下となった。日本は子供の割合が諸外国と比べて最も低い水準だが、韓国では 2020 年 7 月 1 日時点の 12.2 % から 2021 年 7 月 1 日時点では 11.9 % まで減少しており、現在はほぼ並んでいる可能性もある。

昨年の推計値には都道府県別データが含まれなかったが、今年は 2020 年まで 6 年連続で子供の数が増加していた東京都を含め、47 都道府県すべてで子供の数・割合ともに減少した。特に神奈川県と東京都では 1 万 5 千人減、愛知県と大阪府では 1 万 4 千人減と減少幅が大きい。一方、沖縄県・佐賀県・島根県・徳島県・高知県では千人減にとどまった。子供の数は東京都 (155.3 万人) と神奈川県 (107.1 万人)、大阪府 (101.8 万人) で 100 万人を超えており、鳥取県 (6.7 万人) や高知県 (7.4 万人) など 7 件で 10 万人を割っている。子供の割合は 16.5 % の沖縄県が最も多く、9.5 % の秋田県が最も少ない。 

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