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マクドナルド、リサイクルでおもちゃ305万個回収 21年年間で
ハッピーセットのおもちゃを改修してトレイなどにリサイクルする(画像は日本マクドナルド発表資料より)[写真拡大]
日本マクドナルド(東京都新宿区)は3日、おもちゃリサイクルプロジェクトの2021年の回収量が約305万個だったと発表した。子ども向けの「ハッピーセット」のプラスチック製おもちゃが対象。同社はハッピーセットのおもちゃをサステナブルな素材に移行するとも表明しており、環境負荷の低減に力を入れる。
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同社はハッピーセットを年間約1億食販売している。2018年から全国店舗に専用ボックスを設置しハッピーセットのおもちゃ回収を実施。店舗で使用するトレイや、おもちゃ回収ボックスにリサイクルしている。リサイクル樹脂の含有量は10%程度。約28万5000枚のトレイに生まれ変わったと言う。
遊ばなくなったおもちゃが資源としてリサイクルされ再製品化されることが、子どもに分かりやすいよう、「目に見える形」にこだわっている。プロジェクトに参加した利用者の満足度は96%と高く、継続的に参加したい意向も95%に及ぶと言う。
環境省が自治体や企業と連携して主催する「プラスチック・スマートキャンペーン」の一環として手掛けている。また、日本環境設計が運営する「BRINGプロジェクト」にも参画する。
おもちゃリサイクルプロジェクトは、「ママタスアワード2021」(Channel主催)の「できることから始める部門」でグランプリも受賞した。同社は今後もおもちゃリサイクルに注力する方針だ。
マクドナルドはグローバルでも環境負荷低減に取り組んでおり、米マクドナルド社は2021年9月、ハッピーセットのおもちゃのプラスチック利用を大幅に減らしていくと宣言。これを受けて日本マクドナルドでも、2025年末までに化石資源由来の原料を新たに使用したプラスチックを段階的に減らすとした。
認証された素材やリサイクル素材など、サステナブルな素材にシフトし、2018年から比べて90%削減する計画だ。尚、2018年からはプラスチック製おもちゃ以外に、図巻や絵本などを選択できるようにも変えている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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