概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、内需関連が上げ主導

2021年12月6日 10:45

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:45JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は小幅続伸、内需関連が上げ主導
【ブラジル】ボベスパ指数 105069.69 +0.58%
3日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比603.45ポイント高(+0.58%)の105069.69で取引を終了した。104090.0から106813.7まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。内需関連の上昇が指数の上げを主導した。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が警戒されたもようだ。また、11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまったことも足かせとなった。

【ロシア】MOEX指数 3913.06 -0.87%
3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比34.48ポイント安(-0.87%)の3913.06で取引を終了した。3977.16から3905.38まで下落した。

買いが先行した後は前日の終値近辺で推移したが、終盤はマイナス圏に転落した。新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散が改めて警戒されたもようだ。また、弱い米雇用統計も指数の足かせに。11月の米雇用統計で雇用者数が予想の半分の伸びにとどまった。ほかに、原油相場が弱含みの展開を示したことが資源セクターの売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 57696.46 -1.31%
3日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比764.83ポイント安(-1.31%)の57696.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同204.95ポイント安(-1.18%)の17196.70で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが指数を圧迫。FIIはこの日までに11日連続の売り越しとなった。また、電力株の下落も指数の足かせに。このほか、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界拡散懸念が引き続き警戒された。

【中国本土】上海総合指数 3607.43 +0.94%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比33.60ポイント高(+0.94%)の3607.43ポイントと反発した。

中国景気の先行きを巡る過度な鈍化懸念が薄らぐ流れ。中国の政府顧問は2022年の経済成長目標について、今年の目標「6%以上」を下回る「5.0-5.5%」に設定するよう提言し、これについて市場では想定の範囲内と受け止められた。指数は徐々に上げ幅を広げた。《NH》

関連記事