日経VI:大幅に低下、株価上昇で警戒ムードが後退

2021年6月22日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:大幅に低下、株価上昇で警戒ムードが後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は22日、前日比-3.84pt(低下率16.01%)の20.14ptと大幅に低下した。なお、高値は21.20pt、安値は19.22pt。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇し、これを受けた今日の東京株式市場は買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は堅調な推移となり、昨日の株価大幅安で高まった警戒ムードが今日は大きく後退し、日経VIは取引開始後に低下幅を拡大。不安心理の高まった状態の基準とされる20ptを下回る時間帯もあった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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