新興市場銘柄ダイジェスト:あんしん保証は大幅に続伸、シンクレイヤがストップ高

2021年5月6日 16:50

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記事提供元:フィスコ


*16:50JST 新興市場銘柄ダイジェスト:あんしん保証は大幅に続伸、シンクレイヤがストップ高
<7361> HCH 2505 +118
大幅続伸。連結子会社のアセットコンサルティングフォース(東京都千代田区)が、グローステクノロジーズ(東京都港区)の営む事業の一部と資産を譲り受ける事業譲渡契約を締結すると午前の取引終了後に発表している。譲受価額は非開示。営業先リスト自動収集AIなどのDXソリューションを持つグローステクノロジーズからの事業譲渡で、アセットコンサルティングフォースのコンサルティングや受託機能を強化するようだ。

<1724> シンクレイヤ 873 +150
ストップ高。21年12月期の営業利益を従来予想の6.10億円から8.40億円(前期実績7.65億円)に上方修正している。通信事業者向け機器販売やケーブルテレビ事業者向けFTTH関連工事の受注状況が好調なため。機器販売では通信用光端末器の受注増、工事では工期の長期化を懸念していた一部大型工事が順調に進捗している。製造原価の低減なども利益を押し上げる見通し。

<3496> アズーム 4825 +700
ストップ高。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の営業利益を前年同期比5.7倍の2.53億円と発表している。駐車場紹介件数やサブリース台数(稼働台数)が想定以上に伸びたほか、経費全般のコントロールに努めたことが奏効し、会社計画(1.80億円)を上回った。通期予想は前期比2.0倍の4.50億円で据え置き、進捗率は56.2%に達している。

<7297> カーメイト 1080 +150
ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の5.53億円から13.61億円(前期実績9.19億円)に上方修正している。新型コロナウイルス感染症の影響が想定を下回ったほか、グループ全体で取り組んだトータルコストの削減などで収益性が改善した。これまで減益としていた業績予想を一転して大幅増益に変更したことが投資家から好感され、買いが集まっているようだ。

<2162> nms 399 +80
ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の6.00億円から6.85億円(前期実績9.20億円)に上方修正している。中国の経済活動回復に加え、国内でもHS事業を中心に半導体・電子部品関連などの業種で需要が堅調に推移したため。固定費削減も利益拡大に寄与する見通し。また、22年3月期業績について営業利益を前期比75%増の12億円、純損益を黒字転換の6億円(前期予想は7.35億円の赤字)とする計画を明らかにしている。

<7183> あんしん保証 426 +52
大幅に続伸。12日付で東証マザーズから東証1部に上場市場が変更になると発表している。あんしん保証は「更なる業容拡大と企業価値の向上に努める」とコメントしている。1部上場に伴い、同社株は6月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となる。このため、指数に連動した運用を目指すパッシブファンドなどの需要を期待した買いが広がっているようだ。《ST》

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