新興市場銘柄ダイジェスト:DDSは大幅に反落、ケアサービスがストップ高

2021年1月18日 16:31

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記事提供元:フィスコ


*16:31JST 新興市場銘柄ダイジェスト:DDSは大幅に反落、ケアサービスがストップ高
<1431> リブワーク 1793 +4
続伸。21年6月期第2四半期累計(20年7-12月)の営業利益を従来予想の1.71億円から2.54億円(前年同期実績は非開示)に上方修正すると午前の取引終了後に発表している。原価コスト削減や販管費抑制で利益が上振れる見通し。通期予想(3.90億円)は据え置いた。また、YouTubeチャンネル登録者数が1万人を突破したことを記念し、21年6月30日の株主を対象にクオカード1000円分の記念株主優待を実施する。

<4058> トヨクモ 2666 +500
ストップ高。20年12月期の営業利益を従来予想の1.92億円から2.46億円(前期実績0.97億円)に上方修正している。各企業でリモート勤務が常態化したことに加え、地方自治体などでもデジタルトランスフォーメーションの需要が高まり、kintone連携サービスが好調に推移した。安否確認サービスもパンデミックなど非常時の連絡手段や情報共有ツールとしての認知が拡大し、利益を押し上げる見込み。

<2425> ケアサービス 664 +100
ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の0.60億円から2.60億円(前期実績1.22億円)に上方修正している。主力のデイサービスや訪問入浴等訪問系サービスが堅調に推移した。また、エンゼルケアサービスで湯灌などの引き合いが好調なほか、認知度向上で中国子会社の施行件数が増加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、コストコントロールの徹底や経費圧縮を進めたことも増益転換に寄与した。

<4586> メドレック 223 +8
大幅に続伸。出願中の「マイクロニードルパッチアプリデータ及びそのハウジング」について、国内で特許査定通知を受けたと発表している。マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内に挿入するアプリケータ(挿入器具)に関するもので、メドレックスの基本記述の一つ。有効期間は2036年まで。日本のほか、既に中国で特許登録済みで、欧米やインド、ブラジルでも権利化を目指しているという。

<5724> アサカ理研 4005 +700
ストップ高。リチウムイオン電池(LiB)再生事業にかかる量産プラント導入に際し、工場を増設すると発表している。工場の所在地は福島県いわき市で、敷地面積は3万4356平方メートル。投資総額は約10億円。自己資金及び金融機関からの借入を予定しているが、ふくしま産業復興企業立地補助金(13次募集)の指定を受けることが決定している。稼働開始は22年1月上旬の予定。

<3782> DDS 210 -15
大幅に反落。20年12月期の営業損益を従来予想の3.30億円の黒字から0.99億円の赤字(前期実績1.64億円の赤字)に下方修正している。海外及び国内の指紋センサ事業でスマートフォンメーカー向け販売の案件進捗が延伸しているため。海外システム事業で複数のプロジェクトの一部売上計上が来期以降となったほか、新型コロナウイルス感染再拡大の影響を受けてバイオ事業で導入作業の遅延が発生したことなども赤字転落につながる見込み。《ST》

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