ウーバーが自動運転部門を売却へ 売却先は新興企業のAurora

2020年12月10日 09:48

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記事提供元:スラド

米配車大手Uber Technologiesは7日、同社の自動運転部門となるATG(Advanced Technologies Group)を米新興企業Aurora Innovationに売却すると発表した。買収金額などについては発表されていない。(Aurora InnovationITmediaCNET日経新聞共同通信)。

ATGを買収したAuroraはGoogleとTeslaで自動運転関係者が立ち上げた企業。売却されたATGとAuroraの双方にトヨタとソフトバンクが共通して出資している(トヨタ)。AuroraのCEOであるChris Urmson氏はリリースで「ATGが加わることで、Auroraは強力なチームと技術、複数の市場に参入するのに必要な道筋、目標を実現するためのリソースを手にした」と話しているとのこと。

Uber Technologiesは11月に発表した決算で、新型コロナウイルスの打撃により、本業である配車サービスの利用が減少、赤字額は6億2500万ドルと市場予測を上回る赤字を出していた。ただ今回のATG売却でUberが自動運転から手を引くわけではなく、Auroraに4億ドルを投資し、Uberのダラ・コスロシャヒCEOがAuroraの取締役に就任することで関係を維持する模様。 

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