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人間の喉から新たな唾液腺が発見 オランダでの研究
オランダ癌研究所の研究者は、鼻腔と咽頭がつながる部分の頭蓋骨の中から、これまで知られていなかった新たな唾液腺を発見した。この研究所では、前立腺がんに関する研究を行っているが、この新たな唾液腺はその調査の過程で偶然見つけられたものだという(MedicalXpress、ScienceDirect、GIGAZINE、CNN)。
研究チームは、治療中の患者100人の頭部と頸部のスキャン画像を調査したのに加え、男女一人ずつの遺体を解剖して確認したところ、すべての人にこの唾液腺が存在していたことが分かったとしている。人間は大きな唾液腺を3か所持っているが、今回発見されたのはその3か所ではなく、喉や口の粘膜組織に1000個以上の目に見えない唾液腺が散在していたのだという。研究者たちは、先ほどの患者たち100人に対し、前立腺癌治療のためのPSMA PET/CTという新しい技術のスキャン方式で追加調査をした。新たな唾液腺はこのスキャンによりハッキリ見ることができた。
喉や舌の腫瘍を含む「頭頸部がん」の患者は放射線療法で治療される。しかし、放射線療法は唾液腺に損傷を与え、食事などの能力に影響を与える副作用が出る可能性がある。新たな唾液腺の発見は、放射線療法による副作用を減らす上で有意な発見になったとしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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