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山形市の大手門通りすずらん商店街など、道路の歩道にテラス席設置 15日から
歩道に設置されたテラス席のイメージ(山形エリアマネジメント協議会発表資料より)[写真拡大]
山形県山形市の大手門通りすずらん商店街振興組合と協同組合旭銀座のれん会は、15日から商店街前の歩道にテラス席を設ける。国土交通省が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける飲食店などを支援するため、期間限定の緊急措置として始めた道路占有許可の規制緩和を活用したもので、飲食店を中心に合計14店が参加を予定している。
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山形市などで構成する山形エリアマネジメント協議会が、中心市街地活性化を目指して2つの商店街に呼び掛け実現した。大手門通りすずらん商店街振興組合から10店、協同組合旭銀座のれん会から4店が参加の意向を示しているが、今後増える可能性があるという。
店舗に面した山形市香澄町の県道下原山形停車場線と、山形市七日町の市道旭座前通線(シネマ通り)の歩道部分の一部にテーブルといすを置き、店舗前のテラス席とする。3密回避など新型コロナの感染拡大防止に気を配りながら、新しいまちづくりで中心商店街のにぎわい再生を目指す。歩道へのテラス席設置は山形県内で初めてになる。
営業時間は大手門通りすずらん商店街振興組合が8月末までの47日間で、午後5時から午後10時まで。協同組合旭銀座のれん会は11月末までの139日間で、午前11時から午後6時までとなる。
国交省の規制緩和は11月末までだが、大手門通りすずらん商店街振興組合は、店舗前の県道下原山形停車場線が歩道の消雪舗装工事を予定しているため、夏場だけの開催とする。
店舗前の歩道にテラス席を設ける事例は海外に多く、日本でも活用すればまちづくりの新しい形になるといわれてきたが、これまで道路占有に対する規制が厳しかった。
山形市の中心商店街は地域の人口減少や高齢化社会の進行、長年街のシンボルとなってきた百貨店「大沼」の破産などで厳しい状況に陥っている。そこへ新型コロナの感染拡大が追い打ちをかけ、地元商店主らからにぎわい消失への不安の声が上がっていた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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