日経平均は91円安でスタート、ファーストリテやファナックが下落

2020年6月18日 09:43

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22363.88;-91.88TOPIX;1581.18;-5.91

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は91.88円安の22363.88円と続落して取引を開始した。昨日17日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は170.37ドル安の26119.61ドル、ナスダックは14.66ポイント高の9910.53ポイントで取引を終了した。景気回復期待で上昇して寄り付いたが、中国北京の感染拡大やテキサス州のウイルス患者入院数の急増が伝えられると、感染第2波への懸念が上値を抑え、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。その後、大統領選世論調査で、いくつかの激戦区でトランプ大統領の支持率がバイデン候補を下回ったことが報じられると、引けにかけて下落する展開となった。ダウ平均が下落した米国株式相場の流れを受けた東京株式市場は、売りが先行。新型コロナウイルス感染再拡大懸念や、朝鮮半島の地政学リスクの高まりなどの警戒材料に加え、リスクオンムードの後退で1ドル=106円80銭前後と昨日よりも円高・ドル安に振れていることも株式市場の買い手控え要因となっている。

 セクター別では、その他製品、情報・通信業、医薬品、精密機器、海運業などが上昇率上位となっている一方、空運業、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、富士通<6702>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、中外製薬<4519>、ニトリHD<9843>、東エレク<8035>などが上昇。対して、日本航空<9201>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などは下落している。《US》

関連記事