アルファ 20年3月期は売上高前年並み、セキュリティ機器事業(海外)は増収増益

2020年5月27日 13:43

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記事提供元:フィスコ


*13:43JST アルファ---20年3月期は売上高前年並み、セキュリティ機器事業(海外)は増収増益
アルファ<3434>は22日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.2%減の601.95億円、営業利益が同43.6%減の18.11億円、経常利益が同48.3%減の17.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が12.10億円(前期は21.61億円の利益)となった。

自動車部品事業(日本)は、市場の減速並びに主要得意先の減産により、売上高は前期比18.9%減の92.21億円、営業損失は2.60億円(前期は4.41億円の利益)となった。

自動車部品事業(北米)は、主要得意先の減産等により、売上高は前期比9.6%減の137.14億円となった。また、原材料費及び固定費の増加等により、営業利益は同36.1%減の6.06億円となった。

自動車部品事業(アジア)は、ASEANが前年並みであったものの中国市場での減速等により、売上高は前期比7.1%減の195.07億円、営業利益は同28.8%減の8.56億円となった。

自動車部品事業(欧州)は、2018年度期中に連結化した子会社の業績が年度を通じて寄与したこと等により、売上高は前期比47.1%増の116.27億円となったが、のれん代と新製品立ち上げ費用の増加等により、営業損失は1.53億円(前期は0.26億円の損失)となった。

セキュリティ機器事業(日本)は、年度末にかけて旅行者減少・外出規制等によりコインロッカー関係の売上が減少した等により、売上高は前期比0.5%減の90.16億円、営業利益は同5.4%減の12.16億円となった。

セキュリティ機器事業(海外)の売上高は前期比5.3%増の46.30億円、営業利益は同9.4%増の3.89億円となった。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による影響度合いの算定が困難であることから、開示していない。今後、業績への影響を慎重に見極め、適正かつ合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示する予定としている。《SF》

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