野村不動産、都市型商業施設の新ブランド「ミーフル」を全国展開へ

2020年1月22日 07:03

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MEFULL茶屋町(左)とMEFULL浦和のイメージ(野村不動産発表資料より)

MEFULL茶屋町(左)とMEFULL浦和のイメージ(野村不動産発表資料より)[写真拡大]

 野村不動産はサービスに特化した都市型商業施設の新ブランド「MEFULL(ミーフル)」を全国展開する。第1号店はJR大阪駅や阪急電鉄の大阪梅田駅に近い大阪市北区茶屋町に、「ミーフル茶屋町」として3月に開業する予定。

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 野村不動産は都市型商業施設として飲食に特化した「ジェムズ」を全国に15棟展開しているが、ミーフルは健康や学び、暮らしなどのサービス業を集めたサービス特化型とする。1カ所で多様なサービスを受けられようにして効率的なライフスタイルの実現を目指すとともに、周辺の雑多な施設との差別化を外観や内装で実現させる。

 第1号店のミーフル茶屋町は大阪市のビジネスの中心街である梅田地区にあり、大学のサテライトキャンパスや美容系専門学校、若者向けの商業施設が集結する茶屋町に設ける。敷地面積は約330平方メートルで、鉄骨地下1階地上8階建て延べ約1,600平方メートルの施設となる。

 感度の高い20代から40代の女性をメーンターゲットととらえ、フィットネスクラブや美容室、矯正・審美歯科医院、眼科診療所、美容外科クリニック、バーなど8店舗が入る。入居店舗は3月から順次開業し、4月16日にグランドオープンを予定している。

 今後はさいたま市に「ミーフル浦和」、東京都世田谷区に「ミーフル千歳烏山」、神奈川県藤沢市に「ミーフル藤沢」が開業する予定。いずれも女性や子どもが安心して利用できる清潔で品格ある施設づくりを目指している。

 施設内の電力は再生可能エネルギー由来で二酸化炭素排出量を実質ゼロとしたものを利用し、省エネビルの認証であるBELSやDBJグリーンビルディングの取得を目指す。テナント同士の交流によるコラボレーションサービスの実現も計画している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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