【実況!決算説明会】マイネット<3928> 2019年12月期第2四半期決算(2/3)

2019年8月23日 15:32

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記事提供元:フィスコ


*15:32JST 【実況!決算説明会】マイネット<3928>---2019年12月期第2四半期決算(2/3)
このコンテンツは、マイネット<3928>の2019年12月期第2四半期の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。3本に分けたコンテンツの2本目です。


損益計算書です。_
_2タイトルの減損計上もあり、当期純利益はマイナス6.1億円です。_
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_費用の推移です。今回、4月にチーム合流型の案件などがありました。これによって人件費が増加しています。また、先ほどのINDETAIL社の事業承継によって、もともと協業手数料としてその他に計上していた費用が全体に分散いたしました。それ以外は基本的なモデル通りです。_
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_貸借対照表です。_
_財務体質に関してはとても盤石な状態です。資金も潤沢にあります。この状態のなかで、しっかりとリカバーをしていくことを決断して進めてまいります。_
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_投資回収の状況です。_
_タイトルの買取につきましては、14年、15年、16年までは大変順調に推移しました。18年についても大変順調です。17年は複数減損を出してしまいました。19年は今回の積極チャレンジタイトルについて、マイナスが重なりました。これを繰り返さないというのが当社として行うべきことだと考えています。_
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_当社が得意としている企業買収型です。投資回収は大変良い状態が続いております。ポケラボ社は251%を超えて、回収できております。グラニ社のゲーム事業買収は昨年の4月に行ったものですが、実はすでに75%の回収まで進んでおり、良いタイトル、良い事業については、回収も順調ということがこのあたりにも現れています。ちなみに、クルーズ社の事業に関しては、昨年のセキュリティインシデントによって少し毀損しましたが、まだまだキャッシュを取り戻していっている最中です。_
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_従業員数の推移です。_
_新卒入社やNorthスタジオの設立によって大幅に増員いたしました。_
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_事業戦略の進捗です。_
_特に強みの部分に関する取り組みについてお話してまいります。当社は、ゲームサービス業という業創りを進めております。今回戦略の転換はいたしますが、基本的な目指すもの、産業においてのビジョンが変わることはございません。ゲームサービス業で、ユーザーの皆様に10年空間、つまり長くワクワク楽しんでいただける空間をご提供し、10年空間づくりのためのケイパビリティをしっかりと磨いてループをまわしていきます。運営タイトル数が増えれば増えるほど、シェアリング可能な武器をどんどんと増強することができ、その武器を使ってタイトルの収益性を高め、タイトルの収益性が高まれば、おのずとメーカーさんから高値買取することができるようになりタイトルが買いやすくなり、結果的にタイトル数がまた増える。_
_このループをグルグルとまわして、ユーザーさんにも、ゲーム産業の皆様にも、もちろん株主の皆様にも、価値をお返ししていくという考え方が当社の業づくりの考え方です。_
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_タイトルの獲得、追加が4本ありましたが、反対にエンディングも3本ございましたので37タイトル運営という状態です。_
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_昨クォーターから公表しているPARADE商品の貢献利益についてです。前回よりもさらに向上しており、商品によって利益が上がるという構造が着実にできてきております。再設計、グローバルチャレンジといった新戦術部分には、このPARADE商品は、導入出来ておりません。結果的に新戦術の部分は強みを使えずに失敗いたしました。逆に残しているタイトル、当社に来てから3ヶ月4ヶ月以上経っているようなタイトルたちにはしっかりと商品を導入して、利益を上げることができている構造になっております。_
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_RPAの開発も着々と進捗しており、開発と実装が進んでおります。AIスタジオの5タイトルすべてに導入をしています。この延長期間、すなわち利益が出続ける期間がすべてにおいて1年以上伸びています。5タイトル平均で、作業時間の30.6%の削減を実現しております。これは、RPAによる機械の力です。これまで人間がやっていた仕事を機械に任せて人間の手を空けるということを、作業時間の30%分実現できています。_
_2年を超えて延長できているタイトルも出てきております。これはRPAの成果とデータドリブンの運営をAIスタジオで実施していることによって、実現しています。_
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_Northスタジオについてです。当社のスマート運営の中核拠点です。東京青山で安定化させたタイトルを北海道札幌へ移管しています。移管した5タイトルすべてで運営延長が決定しています。なお、札幌の事業所は、現在40人強在籍しており、メンバーすべて一度青山で半年間の研修を受けています。札幌で採用したメンバーに東京青山に来てもらって、様々な当社の運営ノウハウを持ったメンバーたちと一緒に働き、座学の講習もしっかり受けて、東京青山の運営メンバーと同等クラスのクオリティを出せる状態になったところで、札幌に帰ってもらうという循環をまわしています。_
_エリア特性で場所代、給与水準は、比較的低廉ですが、東京青山と同等のクオリティの人材がしっかりと札幌で長期運営をしています。データドリブン運営、スマート運営にも大変長けており、当社の商品シェアリングについてもしっかりと活用できる、とても有能な集団が今、Northスタジオに集結してくれております。_
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_業績予想です。_
_今回、下方修正の発表をさせていただきました。申し訳ございません。複数の戦術の失敗に伴う業績の悪化がありました。上半期中で失敗の戦術に関しては遮断いたします。ここから当社の得意なところに集中し、19年の下半期中が戦略転換のための手術の期間になります。下半期中に持続的な利益体質へと回復させて、2020年以降にしっかりと利益を出し続けられる構造にしていく考えです。修正予想として、営業利益は上限で-6.3億円、下限で-7.8億円です。下半期単体は、-2.5億から-4億円で、これを一番底にしていきたいと思います。_
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_まずここまでが、決算の説明でした。_
_ここから、もう少しお時間をいただいて、転換点と当社で称しております、リカバリーのプランについてお話しさせていただきます。_
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(3/3)に続く《ST》

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