【株式市場】G20での米中会談に期待強まり日経平均は後場一段高

2019年6月27日 15:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1338円17銭(251円58銭高)、TOPIXは1553.27ポイント(18.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は回復し12億436万株

 6月27日(木)後場の東京株式市場は、昼頃にG20大阪サミット(6月28、29日)でのトランプ大統領と中国・習近平主席の会談が29日午前に行われるとの見方が伝えられ、貿易交渉の進展に期待が再燃。日経平均は一段高の202円高で始まった。ダイキン工業<6367>(東1)や太陽誘電<6976>(東1)などが一段ジリ高傾向となり、日経平均は14時過ぎから再び上げ幅を拡大し、大引けにかけて251円58銭高(2万1338円17銭)まで上げ、この値で高値引けとなった。前日比で大幅に反発。前場は安かった東証マザーズ指数も高くなり、日経JASDAQ平均、東証2部指数も高い。

 後場は、クレスコ<4674>(東1)が大株主の一部売却意向の株数を上回る規模で自社株買いを開始したことなどが好感されて一段ジリ高となり、アクロディア<3823>(東2)は住友ゴムとセンサー内蔵ゴルフボールの試作開始や、マカオで20年以上にわたりカジノ向けマーケティング支援などを行っている企業との提携が材料視されて一段高。ジェネレーションパス<3195>(東マ)はファミリーマートが新たに展開するバーコード決済付きスマートフォンアプリ「ファミペイ」との連携発表が注目されて活況高。カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は今日もライセンス今日よ一時金が材料視されて3日連続ストップ高。

【2銘柄が新規上場】新日本製薬<4931>(東マ)は9時19分に公開価格1470円を13%上回る1664円で初値をつけ、その後1744円まで上げ、大引けは1615円。あさくま<7678>(JQS)は10時26分に公開価格1250円を46.7%上回る1834円で初値をつけ、高値は1930円。後場は売買交錯となり大引けは1630円となった。

 東証1部の出来高概算は回復して12億436万株(前引けは6億567万株)、売買代金は2兆34億円(同9019億円)。1部上場2147銘柄のうち、値上がり銘柄数は1711(同1548)銘柄、値下がり銘柄数は375(同509)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は30業種(前引けは28業種)となり、値上がり率上位の業種は、機械、海運、石油・石炭、ガラス・土石、証券・商品先物、鉱業、電気機器、輸送用機器、化学、非鉄金属、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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