関連記事
月の裏側に着陸した中国の探査機、月のマントルの可能性がある岩石を採取
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 今年1月、中国の月面探査機「嫦娥四号」が人類史上初めて月の裏側に着陸したが(過去記事)、嫦娥四号の月探査車「玉兎二号」が月のマントルの可能性がある月面の岩石サンプルを採取したことが報告されている(sorae、CNN、ナショナルジオグラフィック)。
採取した岩石を分光計で分析したところ、地球のマントルにも含まれているカンラン石と低カルシウム輝石の存在が確認された。これは、今まで人類が採取してきた月の岩石サンプルとは異なる組成であり、月のマントルの組成に関する長年の予測と一致しているのだという。
嫦娥四号が着陸したフォン・カルマン・クレーターは月への隕石の衝突で生まれ、その結果月のマントルが剥き出しになっている可能性があることからも、今回採取されたサンプルが月のマントルのものである可能性を示しているという。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 月
関連ストーリー:
中国・月面での超小型バイオスフィア実験、夜に入って実験終了 2019年01月19日
中国の月面探査機「嫦娥四号」、人類史上初めての月裏側への軟着陸に成功する 2019年01月07日
中国、12月8日に月最大のクレーターに探査機を投入予定。植物育成が可能などを調査 2018年12月08日
中米欧、宇宙開発の方向性ですれ違い。中国は早期の月面探査を目指す 2018年07月25日
中国国家航天局、月面探査機が撮影した月面のフルカラー高解像度写真を公開 2016年02月06日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード
スポンサードリンク
- 150万年もの年齢差がある不思議な連星系を発見 ヨーロッパ南天天文台 4/17 16:04
- 新星爆発、9月ごろまでに観測可能か NASA 4/10 18:00
- 超新星爆発騒ぎのベテルギウスの現状 3/27 15:47
- 米ノースロップ・グラマン社、月面鉄道建設の研究に着手 3/26 16:20
- 暗黒物質の存在を否定する新説 オタワ大学の研究 3/20 15:56