印刷用紙が品薄に

2019年3月27日 22:24

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記事提供元:スラド

maia曰く、 近年、紙需要が減少して生産能力が過剰になっており、製紙各社は生産能力の削減に順次踏み切っている。2018年5月28日業界2位の日本製紙は生産量を2割削減すると発表し(東洋経済)、業界6位の三菱製紙は2018年11月に16%削減すると発表した(日経新聞)。原料や燃料、物流コストの値上がりを価格に中々反映しづらい状況もあったようだが、平成31年1月1日出荷分から各社が用紙の卸価格を、印刷用紙が+20%以上、情報用紙は+10%以上値上げしたようだ(日本印刷新聞社)。

 一方で最近は紙の全国的な品薄感も話題になっている(NHK)。同人誌の注文を断られた例があり、部数制限や頁数制限も行われていたりする(グラフィックのお知らせ)。原因は需要不足からの生産量削減だけでなく、災害の影響や生産設備休止、再生資源の中国需要、値上げ(日経新聞)、年度末駆け込み需要などいくつかあるようだ。日本製紙によれば、夏ごろからは不足状態が解消するのではないかということだ。

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