音声ニュース「朝日新聞アルキキ」、Google ニュースイニシアティブに参画

2019年1月21日 20:31

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朝日新聞アルキキ公式サイト(画像: 朝日新聞社の発表資料より)

朝日新聞アルキキ公式サイト(画像: 朝日新聞社の発表資料より)[写真拡大]

 朝日新聞社は21日、同社が運営する音声ニュースサービス「朝日新聞アルキキ」を通じてGoogleニュースイシシアティブに参画し、Googleアシスタントでの新しい音声サービスの実証実験を行うことを発表した。Googleニュースイシシアティブは、Googleがフェイクニュース対策で開始した取り組みで、世界各国の複数のメディアが参画している。朝日新聞は、今回の参画を通じて、新しい音声ニュースの配信サービスを目指すとしている。

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 「朝日新聞アルキキ」は2016年4月に開始した音声ニュースサービスだ。無料版では朝・昼・晩の1日3回、また、有料版サービス「アルキキプラス」では1日100本以上の朝日新聞のニュースを音声で配信する。サービス開始当初はiOSとAndroidのアプリのみ、ニュースの配信を行っていた。そして、2017年秋からは、Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどの「AIアシスタント」でもニュース配信サービスを開始し、Google HomeやAmazon Echoなどでもニュースを聞くことができるようになった。

 近年、インターネットの世界では、SNSを通じて事実ではない情報が配布される「フェイクニュース」への対策が課題となっていた。2016年には「ローマ法王がトランプ氏の支持を表明した」などのフェイクニュースが拡散された。このフェイクニュースは、アメリカ大統領選に大きな影響を及ぼしたとされている。Googleニュースイニシアティブは、フェイクニュース対策でGoogleが2018年3月に立ち上げた取り組みだ。各国の報道機関に資金提供をしながら協力し、Googleでの検索結果で表示されたコンテンツの信頼性を高めることを目指している。

 朝日新聞は今回の参画で、Googleニュースイシシアティブから提供を受けた資金で、AIアシスタントによる音声ニュース最適化の取り組みを開始した。試作版では、Googleアシスタントが利用者に合わせてプレイリストを作成し、利用者の声による指示で再生、先送り、巻き戻しをできるようにする。また、いつでも続きから音声ニュースを聞くことが可能である。朝日新聞は今回の実証実験を通じて、利用者にどのようにすれば価値ある情報を届けることができるかを検証する考えだ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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