ECスタジオ、会話広告「fanp」を自社ECに導入 潜在ユーザー獲得強化

2018年12月20日 12:04

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(画像: ZEALSの発表資料より)

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 EC関連事業を展開するECスタジオでは、親会社のZEALSが提供する会話広告パッケージ「fanp (ファンプ)」を自社が運営するECサイト「ファインベース」と「オデコマートのユーザー」に導入した。導入したサービスは、LINE及びFacebook messengerを活用した会話広告プログラムの「オデコマートBOT」「Fine base ファインベース BOT」としてリリースし、サイトを利用するユーザーの満足度を向上させると共に、潜在ユーザーへのアプローチを加速させCRMの強化を目指す。

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 「fanp」は、国内初のLINE/Facebook Messenger連動型会話広告パッケージとして、2017年5月にサービスを開始。クリックするとチャットポットが現れ、ユーザーに商品購入前の希望や質問などをヒアリング。ユーザーを理解してから必要な提案を行うため、従来の一方的な広告や、押しつけでは無い広告を提供するプログラムである。

 fanpは、広告市場で伸びが著しいLINE Ads PlatformやFacebookのインフィード広告において、タップ形式で気軽に会話ができることから、ストレス無く商品を理解させることができ、高いCVRを実現できるとしている。また、ユーザーのLINEやFacebookのプロフィール情報、会話データを一元管理することでデータを可視化。資産化したデータ活用で、さらに顧客に寄り添ったCRMが可能となるという。

 ECスタジオでは、自社が運営する健康食品のECサイト「Fine baseファインベース」と、女性向け通販サイト「オデコマート」に、このfanpプログラムを導入することで、従来から課題であったLINEとFacebook messengerの潜在ユーザーへのアプローチを強化し、獲得につなげるとしている。

 今回のプログラムである「Fine base ファインベース BOT」「オデコマートBOT」では、LINEとFacebook広告をクリックすると友だち追加され、その後はチャットで会話を楽しむように、パーソナライズされた会話体験が可能となる。会話を通じて自分にとっての商品の有益性を確認でき、商品購入のハードルが下がるため、ECスタジオにとってはエンゲージメントの高いユーザーの獲得につながる。

 fanpを導入した企業では、従来のWebマーケティングに比べ7倍以上の成果向上の実績もあるといい、ZEALSでは、企業に対して積極的な導入を目指している。

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