名刺管理アプリ「myBridge」に「共有名刺帳」 任意のメンバーと共有可能に

2018年12月12日 11:34

印刷

画面イメージ。(画像: LINEの発表資料より)

画面イメージ。(画像: LINEの発表資料より)[写真拡大]

 LINE(東京都新宿区)は、名刺管理アプリ「myBridge(マイブリッジ)」に新機能である「共有名刺帳」を追加した。ユーザーがmyBridgeに登録した名刺の情報を任意のメンバー内で共有・一括管理を可能とする。利用は無料だ。

【こちらも】LINEが「ビーコン調査」提供開始 位置連動型のリアルタイム調査が可能に

 myBridgeはスマートフォンだけで、名刺情報の管理を可能としたアプリ。スマートフォンに搭載されているカメラで名刺を撮影すると、名刺内の情報を自動でデータしてくれる。対応OSはiOSとAndroidだ。

 今回追加された名刺情報の共有機能は、社内やグループ内で名刺情報を共有したいメンバーを選択するだけで、お互いが持つ名刺情報のシームレスな共有、管理管理を可能とした。その結果、myBridgeも名刺管理ソリューションとして必要な機能を過不足なく揃えてきたと言える。

 利用方法はシンプルだ。共有名刺帳を作成し、共有したい任意のメンバーを招待するだけで利用を開始することができる。一度共有を開始してしまえば、メンバーが登録した名刺情報がリアルタイムで更新されていく。手軽で簡易的ながら、営業データベースを手間なく構築できるというわけだ。

 さらに社内で名刺情報を共有することで、異動や退職の際に発生する、名刺情報の引継の手間を省くこともできる。取り込める名刺枚数には上限はなく、名刺ごとに入力可能なメモ情報も共有でき、名刺情報のエクスポートも可能。誤って削除した名刺情報を復元することが可能な点や強力な検索機能など、豊富な機能を備える。さらに大量の名刺のスキャンが必要な場合でも、無料のスキャン代行サービスが提供されており、名刺を送るだけで全てデータ化してくれる。

 これら豊富な機能を持ちながら、myBridgeの利用が完全無料というのは特筆すべき点だと言える。他の競合サービスは基本的にサブスクリプション制を採用しており、月額利用料が必要になるものが多い。無料で全ての機能を無制限に利用できるのはmyBridgeが業界初という。さらに日本中に普及したLINEのプラットフォームを利用して稼働するため、潜在的なユーザー数は既に大量に確保できていると言っていいだろう。

関連キーワード

関連記事