三陽商会 “価値訴求型”EC運営のMONOCOと資本業務提携

2018年11月15日 15:02

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記事提供元:アパレルウェブ

 三陽商会(東京、岩田功社長)は、価値訴求型EC「MONOCO.jp」を運営するMONOCO(東京、柿山丈博代表)との資本業務提携を結んだ。
 MONOCOのおもな事業は、EC事業、ブランディング・販売戦略立案事業、ブランド企画販売事業。「MONOCO.jp」など価値訴求型コンテンツを強みとする。今回の資本業務提携は、「三陽商会が強化すべきビジネスモデル・ケイパビリティ―・人材の獲得を目的としたもの。当社の様々な事業とのシナジー効果が期待できる」と判断した。
 今回の提携に伴い、以下の4つの取り組みを行う。①三陽ブランド/商材のMONOCOでの展開―三陽商会の展開ブランド・商品をピックアップし、価値訴求型コンテンツとしMONOCOでの展開を通して、新たな顧客層の開拓を図る②コンテンツ作成ノウハウの共有―MONOCOの保有する価値コンテンツ作成・発信のノウハウを三陽商会のモールビジネス(BUYER’S COLLECTION)に導入する。③三陽商会店舗への送客スキームの構築―MONOCO展開ブランド・商品を当社リアル店舗で展開。EC上で興味・関心を持ったユーザーを店頭に送客し、リアル店舗での購入に繋げる④オリジナル共同商品の開発―MONOCOのユーザーインサイト・情報発信力と当社のモノづくりをかけ合わせた商品開発を実施。予約販売(クラウドファンディング型)を活用し、在庫・値引きリスクの最小化を図る。
 「長年蓄積されたアパレル・雑貨の企画・製造・販売、リアル店舗におけるブランド運営などのノウハウを持つ当社と業務提携をすることで、相互補完が見込めると期待している。MONOCOの価値訴求を実現するコンテンツ制作のノウハウや、新たなチャネル展開を通じた新規顧客層の開拓など、両社の取り組みによって、プレミアムブランド化の推進、並びに中期経営計画「Sanyo Innovation Plan 2017」における成長戦略の1つに掲げた「EC売上の拡大」の一助になると考えている」(三陽商会)という。
 第三者割当増資の引き受けに伴い、三陽商会はMONOCOの株式総数の16%を取得。MONOCOの筆頭株主(MONOCOのCEOを除く)となるとともに、取締役1名をMONOCOに派遣する。

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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