マツダCX-3大幅改良、ディーゼルエンジン車は1.8Lにバージョンアップ!

2018年5月18日 12:03

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「マツダ CX-3 XD L Package」(画像: マツダの発表資料より)

「マツダ CX-3 XD L Package」(画像: マツダの発表資料より)[写真拡大]

  • 「マツダ CX-3 XD Exclusive Mods(クロスディー エクスクルーシブ モッズ)」
  • 「マツダ CX-3 XD Exclusive Mods(クロスディー エクスクルーシブ モッズ)」
  • 「マツダ CX-3 XD PROCTIVE S Package」
  • 「インテリア」

 マツダは17日、コンパクトクロスオーバーSUVの「マツダCX-3」に、クリーンディーゼルエンジンを1.8Lに変更するなどの大幅改良をするとともに、特別仕様車を新設定して同日に予約受注を開始、そして31日に発売することを発表した。価格は2.0Lガソリン車が212万7,600円から、1.8Lクリーンディーゼル車が233万2,800円から、そして特別仕様車「エクスクルーシブモッズ」が286万8,480円からとなっている。

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■クリンディーゼル車は1.8Lにバージョンアップ

 今回の改良では、これまでの1.5Lに置き換え、初採用となる新開発の「SKYACTIV-D 1.8」を設定。燃費や環境性能を向上させるとともに、高回転域でのトルクを向上させたことにより、力強くスムーズな加速を実現させている。

・SKYACTIV-D1.8
最高出力: 85kw(116ps)/4,000rpm
最大トルク: 270N・m(27.5kgf・m)/16.00-2.600rpm
・SKYACTIV-D1.5
最高出力: 77kW(105 PS)/4,000 rpm
最大トルク: 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,500rpm

 さらに、「SKYACTIV-G 2.0」ガソリンエンジンも、「エッジカットピストン」や「新ノズル付き拡散インジェクター」などの新技術を導入し、トルクと実用燃費の向上を実現している。

■次世代の車両構造技術の採用

 また、取り回しの良さはそのままに、街乗りから長距離ドライブまで快適な運転を楽むことが可能になる、次世代の車両構造技術「スカイアクティブ・ビークルアーキテクチャー」を一部採用している。これにより、サスペンションやシートウレタンを改良、そして、新開発のタイヤを採用することで、乗り心地や静粛性の向上につながっている。

■よりスタイリッシュで高級感あふれるデザインに

 エクステリアの変更点としては、フロントグリルやLEDリアコンビネーションランプなどの形状を変更し、「CX-3」の特徴であるスタイリッシュなイメージをさらに進化させている。また、インテリアでは、センターコンソールの大幅化とデザイン性を高め、電動パーキングブレーキやセンターアームレスト、マルチボックスなどを新設定して快適性の向上や疲労の軽減を図る改良を行っている。

■夜間の歩行者認識精度を向上

 今回の改良では、夜間の歩行者認識精度を向上させた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート夜間歩行者検知機能付」をマツダ車で初採用し、さらに全車速追従機能付の「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「360度ビュー・モニター」、そして「自動防眩ミラー」の設定により、昼夜を問わず安全性能を高めている。

■特別仕様車「Exclusive Mods(エクスクルーシブモッズ)」を設定

 特別仕様車もこれまでの「ノーブルブラウン」に代わり、「エクスクルーシブモッズ」を設定。ディープレッドナッパレザーを採用した専用シートを搭載し、高級感と先進性をより表現したインテリアとなっている。

■欠点を克服

 これまで「CX-3」は、「デミオXD」に比べると、約200kgも重量が重いのにもかかわらず、同じ1.5Lのクリーンディーゼルエンジンを搭載していたため、パワー不足が指摘されていた。しかし今回、1.8Lに排気量が増えたことにより、この弱点は克服され、低迷している販売に歯止めをかけ、さらなる拡販を狙う事になる。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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