イオンモール、ベトナム・ハイフォン市に同国6号店を開業へ

2018年5月17日 06:57

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外観イメージ。(写真:イオンモール発表資料より)

外観イメージ。(写真:イオンモール発表資料より)[写真拡大]

 イオンモールは、ベトナムのハイフォン市に「イオンモールHai Phong Le Chan(ハイフォンレチャン、仮称)」を出店し、2020年下期オープンを目指すと発表した。

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■ベトナム6号店となる店舗

 「イオンモールHai Phong Le Chan」は、イオングループにとってベトナムでの6号店目となる。南北に長いベトナムの国土だが、1号店、2号店、4号店は南部に、3号店と建設中の5号店、そしてこの6号店は北部に位置する。延床面積は約15万平方メートル、総賃貸面積は約7万4千平方メートル。

 建物は地下1階、地上3階(一部は地上4階)となり、専門店の数は約200店舗を予定。核となる店舗は、総合スーパーマーケットのAEONで、車約2,100台、バイク約9,000台分の駐車場も備える。

■経済成長が見込めるハイフォン

 同店がオープン予定のハイフォン市は、ベトナムの中でも特に経済成長が著しい。ラックフエン国際港やカットビ国際空港などがあり、中国へとつながる鉄道網も持つ。ハイフォンは金融センター、ホテルなどの新規開発も多く、インフラ整備も進んだエリアだ。

 モールができるラチェン(Le Chan)区は、このハイフォンの中央に位置するため、交通も便利なエリア。沿海部にあり観光地としての魅力もあるハイフォンでは、幅広い客層を見込むことができそうだ。

■着々と進むイオンのアジア出店戦略

 イオンはアジアへ着々と進出しており、イオンモールに関しては、2008年に進出した中国では昨年までに17店舗を出店、アセアン諸国では、ベトナム国内での4店舗の他、カンボジア1店舗、インドネシア2店舗の計7店舗を出店。今後も各国で開業予定が続く。

 中国への出店増加は、中国の経済発展によって中間所得者層が増大していることにも無関係ではないはずだ。アセアンの国々においては、車やバイクなどで移動できる層が増え、道路整備も進んだことが理由の一つとして挙げられるだろう。(記事:stellarlight・記事一覧を見る

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