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有隣堂が東京ミッドタウン日比谷に複合ショップの新業態出店
有隣堂は29日、東京ミッドタウン日比谷に新業態店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」を出店した。
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■どこか懐かしい、複合型の新業態店舗
「HIBIYA CENTRAL MARKET」(ヒビヤ セントラル マーケット)は、日本初のアーケード型複合ショップ。高感度なショップを手がけるクリエイティブディレクターである、南貴之氏がプロデュースする。市場や路地を想起させる複合型のショップは、小さな街を思わせる作りだ。
スペース内には小売店、理髪店、バル、カフェなど、9店舗が配置されている。中には利用する人が郷愁や親近感を覚える、昭和風なインテリアに仕上げた店舗も。どこか懐かしい雰囲気を持ったショップ群は、市場のような佇まいを感じさせる。
■レトロ感と未来感を組み合わせた雰囲気
「HIBIYA CENTRAL MARKET」はその回遊性も魅力だが、レトロ感と未来感がミックスされた雰囲気にも注目したい。昭和風な理容店があるかと思えば、洗練されたインテリアの雑貨店もあり、情報感度の高い層が関心を持つことは必至だろう。
書店である有隣堂が出店しているショップだが、あえて書店であることを強調していない構成。主な対象顧客は、東京ミッドタウン日比谷にて働くオフィスワーカーやクリエイティブワーカーである。そうした層がショップ群を回遊し、ゆとりある時間を過ごせるよう設計されている。
■書店・飲食・物販がミックスされたショップ群
有隣堂は「HIBIYA CENTRAL MARKET」の中の「Library」に、本と雑貨等をミックスしたショップを展開。雑貨や服、ビンテージ家具は世界中から集められたもので、海外の博物館や図書館をイメージした大きな棚も印象的に使われている。
インバウンド消費も見込み、気楽に食事と酒を楽しめる「一角」のような居酒屋も設置。飲食できる店としては、最近人気の自然派ワインが楽しめる、「Natural Wine Stand HAYASAKA」も選べる。カフェは熊本を拠点とする自家焙煎コーヒーショップ、「AND COFFEE ROASTERS」も出店。一杯ずつハンドドリップで提供され、コーヒーにこだわりを持つ層を引き寄せそうだ。
他には、ギャラリーとショップが融合したようなコンセプトの「Graphpaper」も目新しい。オープニング企画として建築家ジャン・プルーヴェ展を開く、不定期でイベントを開催する「Tent Gallery」も気になる存在だ。このようにアーティスティックなイメージもプラスされることで、クリエイティブな人々をも引き寄せるスペースとなることだろう。(記事:stellarlight・記事一覧を見る)
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