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Uターン移住者、帰郷後に生活満足度は上昇 電通の全国実態調査
電通は21日、全国64都市に現在住んでいるUターン移住経験者、20~60代の男女1,714人を対象に実施したインターネット調査の結果を発表。東京に出た時よりUターン移住後のほうが満足度は高いなど、興味深い回答が多々みられた。
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まず生活満足度については、「上京時」「移住前」「移住直後」「現在」を谷形に推移していた。各タイミングにおいて10点満点で聞いた満足度は、8~10の割合が「上京時」41.4%、「移住前」27.7%、「移住直後」31.5%、「現在」48.2%で、東京に出た時点では高かったのが後に下がり、移住してからは上京時以上に高くなっているのがわかる。
Uターン移住のきっかけとしては、ストレスや親の事情を考慮したという回答が多い。ただ年代によって違いはあり、20~34歳は両親の近くへの移住を大きな理由としながらも、首都圏での生活におけるストレスを同程度かそれ以上に抱えている様子が垣間見られた。
対して35~54歳では概して親の事情が主たる理由となっており、そのうち両親の傍に行きたいとの希望は若年層と同様にあったが、最も多いのは両親の年齢や体調面を考慮したという回答だった。55~64歳の世代になると両親の事情に加え、退職をその動機とする回答も割合が高い。
Uターン移住の検討時期に頭を悩ませた不安材料には20~54歳の幅広い年代で仕事の事情が挙げられていた。55~64歳では仕事より移住後の生活や情報量への不安が高い一方、不安材料は特になしとする回答の割合が57.7%と40%台の他世代よりも比較的高くなっていた。
そしてUターン移住を考え出してからは、不安度が徐々に減少し始める。移住を「思い立ったとき」「検討しているとき」「決心したとき」「移住後の現在」の各段階を経るごとに仕事への不安は軽減されていた。これは上述した「移住直後」「現在」における満足度の上昇にも関係しているとみられる。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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