シャープのロボホンに開発者向けモデルが登場

2018年2月20日 06:55

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モバイル型ロボット“RoBoHoN”開発者向けモデル<SR-X002>。(画像:シャープ発表資料より)

モバイル型ロボット“RoBoHoN”開発者向けモデル<SR-X002>。(画像:シャープ発表資料より)[写真拡大]

 シャープは、同社のモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の開発者向けモデル『SR-X002』を発売すると発表した。

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 ロボホンはシャープのスマートロボットである。ロボットであるのだが電話機能を持つ。電話がロボットの形をしていると言うべきか。ただ、単にロボットの形をしているだけではなく、対人コミュニケーションなど、様々な機能を持つ。

 『SR-X002』は付属のWindows用ソフトウェア「Motion Works for ロボホン」を併用して、ロボホンのモーション(動き)を自由にプログラムしたり、オリジナルのダンスやアプリケーションなどを作成することができる。また、パソコンと本機の接続も可能であり、作成したモーションを確認しながらの作業もできる。専用のスマートフォンアプリからの実行も可能だ。

 そして子供向けのビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」でロボホン用のアプリケーションの開発ができる「スクラッチパック」も付属しているため、プログラミング教室での利用なども想定されているといえる。

 なお、本来のロボホンが前提としているクラウドサービス「ココロプラン」への加入が不要であるため、月額の課金は必要なく、その状態で音声認識機能などが使用可能である。ただし逆に言うと、加入したくてもできないということでもある。すなわち、本来のロボホンが持つ、電話機能、メール機能などは使用すること自体ができない。

 本体価格は23万8,000円(税抜)、発売日は3月2日の予定で、『ロボホン』公式ウェブサイトにて販売される。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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