欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、中国の米債買入れ縮小に思惑継続

2018年1月11日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、中国の米債買入れ縮小に思惑継続
今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。足元で広がっていた日銀の緩和停止の観測を背景とした円買い圧力は、いったん収束する見通し。ただ、中国が米債買入れを縮小するとの思惑は続き、ドルはなお買いづらい地合いとなりそうだ。

前日の海外市場は、中国が米国債購入に関しペースを落とすなど買入れ縮小または停止との通信社報道が材料視され、ドル売り優勢となった。本日のアジア市場では、日銀による「異次元緩和」の早期修正に対する見方が弱まり、日経平均株価は下げ幅を縮小。それを手がかりに本邦勢がドルの押し目買いを強め、ドル・円は111円後半まで回復した。ただ、112円付近では売りが強まるため、前日の下げからの戻りは鈍いとみられている。

今晩は、先週分の米新規失業保険申請件数と12月米生産者物価指数(PPI)が手がかり。雇用情勢はやや改善する反面、PPIは前月から伸びが鈍化するとみられている。明日の12月消費者物価指数(CPI)も前回下振れが予想されており、ドルに買いは入りづらいだろう。ただ、12日5時半に予定されるダドリーNY連銀総裁の講演で、今年の引き締めペースに関しタカ派的な見解が聞かれればドル買いに振れそうだ。

とはいえ、中国による米債買入れ縮小に関する前日の報道は政府筋が否定しても打撃は大きく、ドル売り要因としてなお意識されやすい。このため、米国の経済指標に先立って公表される欧州中銀(ECB)理事会議事要旨(昨年12月14日開催分)に強気な景気認識などがみられればユーロ・ドルの買い再開のきっかけになろう。ドル・円はその影響もあって下押し圧力がかかりやすいほか、15日のキング牧師誕生日の休場を控え調整売りも見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.8%、10月:+0.2%)
・21:30 欧州中央銀行(ECB)12月理事会の議事要旨
・22:30 米・12月生産者物価指数(前月比予想:+0.2%、11月:+0.4%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.5万件、前回:25.0万件)
・03:00 米財務省30年債入札(120億ドル)
・04:00 米・12月財政収支(予想:-265億ドル、16年12月:-273.36億ドル)
・05:30 ダドリーNY連銀総裁講演(米国経済見通し)
・06:45 NZ・11月住宅建設許可件数(10月:前月比-9.6%)《CS》

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