個人投資家株師孔明:2018年注目すべき仮想通貨【FISCOソーシャルレポーター】

2018年1月11日 16:58

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記事提供元:フィスコ


*16:58JST 個人投資家株師孔明:2018年注目すべき仮想通貨【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株師孔明」氏(ブログ「株師孔明の株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年1月8日10時に執筆

【株師孔明の株ブログ】にて、株式投資ブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。

2017年はビットコインをはじめとする仮想通貨に資金が流入し、仮想通貨投資で億万長者となった投資家も見られた。投機的な動きが少なくないことから過熱感を指摘する声もあるが、仮想通貨への関心は着実に高まっている。ビットコイン以外にも多数存在する仮想通貨についてアンテナを張っておきたいところだ。

■ビットコイン価格は急落も仮想通貨の普及には期待
2017年に価格が急騰したビットコインだが、年末には大幅反落する場面があった。ビットコインは株式と異なり、適正価格がいくらかを判断する指標が存在しない。そのため、投機的な動きによって価格が急騰・急落しやすい傾向がある。主要な仮想通貨であるビットコインが急落したことを受けて、仮想通貨投資のリスクが再認識されたと言えよう。しかし、ビットコイン価格の変動が頻繁に報じられるようになってきていることから、仮想通貨の認知度や投資対象としての関心は着実に高まってきていると考えられる。2018年にはビットコイン本体はもちろん、ビットコインから分裂したビットコインキャッシュなどの値動きにも注目したい。仮想通貨取引を手がける投資家が増えるにつれて仮想通貨取引市場の整備も進んでおり、新たに仮想通貨投資を始める人が続々と現れる年になる可能性がある。先日、ミュージシャンのGackt氏が、仮想通貨を使ったICO「SPINDLE」に参画するというニュースが良い例だ。

■先物上場などで投機熱が緩和される可能性
ビットコインは昨年後半に先物が上場した。仮想通貨を投資対象から外している投資家の中には、投機的な取引による価格急変を懸念する層が少なくない。先物が上場することで投機が過熱することも考えられるものの、リスクヘッジの手段として先物が活用されれば投機熱の緩和につながる可能性がある。機関投資家の多くは仮想通貨に対して冷ややかな目を向けているが、先物上場などでリスクヘッジを行いやすくなれば、FX取引などと同様にハイリスク・ハイリターンの投資対象として関心が向かうことがあり得る。また、仮想通貨市場が賑わえば新たな仮想通貨を取り扱う取引所が増え、第2、第3のビットコインを探し求める個人投資家の動きが活発化するだろう。

■注目しておくべきポイント
ビットコイン価格が昨年急騰したことにより、仮想通貨への関心が高まっていることから注目に値する。ビットコインやイーサリアムといった比較的知名度の高い仮想通貨だけでなく、新手の仮想通貨にも物色対象を広げておけば、ビットコインと同様に急騰により巨額の利益を得られるチャンスがある。すでに仮想通貨取引で億万長者となった人が日本でも生まれていることから、仮想通貨取引所の利用に対する不安も和らいでくると考えられる。また、株式やREITといった投資商品にはあまり手を出さない日本人が多いが、ハイリスク・ハイリターンで知られるFX取引は手軽な副業手段として国内でも一定の人気を誇っている。仮想通貨取引がFX取引と同様に手軽な副業と見なされれば、マイナーだった仮想通貨価格が急上昇することもあり得る。

■2018年に注目したい仮想通貨

<BTC>ビットコイン
知名度や取引量が極めて高い仮想通貨だ。仮想通貨と聞くとビットコインを思い浮かべる人が多いことから、仮想通貨への関心が高まれば2018年にさらなる価格上昇の可能性もある。もっとも、すでに価格が急騰してきたことから価格が急反落するリスクには要注意だ。

<ETH>イーサリアム
ビットコインに次いで知名度の高い仮想通貨として注目されている。ビットコイン同様に分裂を経験している。分裂時には分裂後に生まれる新たな仮想通貨の付与権利を求めた買いが入り価格が急騰しやすく、今後も分裂が続けばイーサリアムに追い風が吹く。

<BCC>ビットコインキャッシュ
ビットコインから分裂する形で誕生した。分裂時にビットコインを保有していた投資家には無償で配布されたため当初は価値に疑問を持つ見方が少なくなかったが、分裂後に価格が上昇した。名称に「ビットコイン」とつくことから仮想通貨としての知名度を高めやすい。

<XRP>リップル
決済の簡素化を目指しているアメリカの企業名が付けられている。仮想通貨取引に活用されているブロックチェーン技術は、決済の利便性向上や情報の安全管理などに役立つ。仮想通貨の技術面に注目が集まればリップル価格の急騰に期待できる。

<MONA>モナコイン
モナコインは日本生まれの仮想通貨だ。昨年のビットコイン価格急騰には日本人による買いが影響したことから、日本生まれのモナコインの知名度が高まれば個人投資家による買いに期待できる。当初はチップとしての役割が期待されていたが、bitFlyerでの購入が可能となるなど投資対象としても認知され始めている。

<NEM>ネム
安全な金融取引を可能にすることを重視している仮想通貨だ。仮想通貨は投機対象としてだけでなく決済手段としての注目度も高い。金融取引の安全性を重視する姿勢が評価されれば、金融機関などの後押しも受けながら価格が上昇する可能性がある。

<LTC>ライトコイン
ライトコインはビットコインと比べて埋蔵量が多いため、枯渇リスクを抑えられる。埋蔵量の多さから希少価値が高まりにくいが、その分流通させやすいなど普及が容易になるメリットがある。ビットコインと基本的な機能が同じなため、相対的に価格が安いライトコインへの資金流入が期待できる。

■2018年注目すべき仮想通貨 まとめ
2018年注目すべき仮想通貨と称し、いくつか仮想通貨を紹介したが、すでに高騰しているビットコイン以外の仮想通貨も多数ある。bitFlyerなど国内で広告を積極的に展開している企業で取引できる仮想通貨も複数あり、大きな利益を狙えそうな銘柄を探ってみても良いだろう。

その他、注目しているテーマ株については、ブログの方で綴っているので、「株師孔明の株ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。

最新のテーマ株や注目している個別銘柄などもブログにて多数紹介中。
話題の人工知能(AI)関連銘柄、防衛関連銘柄、EV関連銘柄、カジノ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、スパイバー関連銘柄、トランプ関連銘柄、ドローン関連銘柄、VR関連銘柄、電線地中化関連銘柄、リチウムイオン電池関連銘柄、IoT関連銘柄、ブロックチェーン関連銘柄、東京オリンピック関連銘柄、VR関連銘柄、自動運転関連銘柄、仮想通貨関連銘柄、ビットコイン関連銘柄、働き方改革関連銘柄、2017年の注目銘柄など。

興味をもたれた投資家の諸兄姉に目を通して頂き役立てて頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
ブログ名:株師孔明の株ブログ
ツイッター:@kabusikoumei《MS》

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