前橋育英が流通経済大柏にロスタイム弾で劇的初優勝、全国高校サッカー

2018年1月9日 05:50

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 8日、埼玉スタジアムで行われた全国高校サッカー選手権決勝で、前橋育英が流通経済大柏にロスタイムの得点にて1-0で勝利し、初優勝した。両チームともに守備力に定評があり、ゴール前には迫るも無得点のまま延長戦突入かと思われたロスタイムの1点だった。流通経済大柏はインターハイに続く2冠と10年ぶり2度目の優勝を目指し、今大会は無失点を続けていたが、最後にゴールを許してしまった。

 流通経済大柏は、三本木達哉を前橋育英の今大会7得点の飯島陸にマンマークさせる。前半ロスタイム、前橋育英の飯島がDFのミスを突いて裏に抜け出しシュートを打つもポストを直撃する。

 後半18分、前橋育英はスルーパスを裏に抜け出して受けた五十嵐理人がコースを狙ったシュートを打つもクロスバーに嫌われる。終盤になると流通経済大柏の三本木は、マンマークから離れ右サイドバックにポジションチェンジし攻撃にも加わり始める。

 後半34分、前橋育英はCKから立て続けに3本のシュートを打つもゴールラインの上でことごとくDFに跳ね返される。前橋育英は、後半37分にもミドルシュートを打つなど流れは前橋育英に傾く。そしてロスタイムに、飯島のシュートのこぼれ球から榎本樹が低いシュートを放つとゴールに吸い込まれ、これが決勝点となった。

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