今週の【JASDAQ市場】1月4日~5日『27年半ぶりの4000円台』

2018年1月7日 12:07

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記事提供元:フィスコ


*12:07JST 今週の【JASDAQ市場】1月4日~5日『27年半ぶりの4000円台』
【27年半ぶりの4000円台、クロスキャットがストップ高】4日(木)

■概況■4000.63、+50.17
4日(月)のJASDAQ市場ではJASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに続伸し、J-Stock Indexは反発した。値上がり銘柄数は522(スタンダード492、グロース30)、値下がり銘柄数は152(スタンダード143、グロース9)、変わらずは42(スタンダード40、グロース2)。年初の米国株や欧州株の上昇を受け、日経平均株価が急伸した流れが波及したほか、半導体関連やフィンテック関連なども値を上げた。JASDAQ平均は1990年7月16日(4053.05)以来約27年半ぶりに4000円台を回復し、J-Stock Indexは昨年12月27日に記録した史上最高値(3703.15)を更新した。


◆注目銘柄◆
「仮想通貨の基礎となるブロックチェーン技術を使い、銀行間の送金手数料を大幅に安くできるサービスが今年3月にも一部銀行間で始まる見通し」などと報じられたことが手がかり材料となりクロスキャット<2307>がストップ高。

フィンテック関連として、ピクセルCZも<2743>も5.82%高となった。スパークスG<8739>は、昨年来高値更新。トヨタ自<7203>などが出資し同社が運用する「未来創生ファンド」において、画像認識ソフトウェアを提供するフィーチャに対する投資を実行したと発表し関心を集めた。

また、米半導体関連株高に連動し、ザイン<6769>やAKIBA<6840>も値を上げたほか、レカム<3323>や不二精機<6400>といった低位株も値幅取りの動きが強まり、ストップ高まで買い進まれた。


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【続伸、連日で昨年来高値を更新する展開に】5日(金)

■概況■4027.58、+26.95
5日(金)のJASDAQ市場はJASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは揃って続伸。JASDAQ平均は連日の昨年来高値、JASDAQ‐TOP20は昨年11月27日に付けた終値ベースの昨年来高値(5668.10)を更新し、J-Stock Indexは連日史上最高値を更新した。値上がり銘柄数は446(スタンダード420、グロース26)、値下がり銘柄数は218(スタンダード205、グロース13)、変わらずは54(スタンダード52、グロース2)。4日の英国株式市場や米国市場での主要株価指数の最高値更新など海外株高を映したリスクオンの流れが継続、新興市場にも資金が流入する展開となった。


◆注目銘柄◆
fonfun<2323>がケータイ電子チケットサービス「ticket board」に子会社であるFunFusionの「らくらくナンバー」が採用されたと発表し関心を集めた。台湾のゲーム会社網銀との間で、ソーシャルカジノ事業への参入を目的とした合弁会社「プレイワンゲーミング」を設立すると発表したアエリア<3758>は6%高。

導出先のAskAt社が次世代選択的シクロオキシゲナーゼ(COX-2)阻害薬の疼痛(とうつう)を対象としたIND申請について、中国国家食品医薬品監督管理局から承認されたと発表したラクオリア創薬<4579>も13%超値上がりした。

また、12月の月次業績が材料視されたパスポート<7577>やカルラ<2789>は一時ストップ高、ワークマン<7564>も大幅続伸となった。


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