TOHOシネマズ日比谷のオープンで「映画の街」日比谷の復活なるか!?

2018年1月2日 10:29

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記事提供元:ムビコレ

【2018年の展望/興行編】

2018年の映画界を3回に分けて展望する2回目は興行編。写真:「東京ミッドタウン日比谷」イメージ画像/公式サイトより

【2018年の展望/興行編】 2018年の映画界を3回に分けて展望する2回目は興行編。写真:「東京ミッドタウン日比谷」イメージ画像/公式サイトより[写真拡大]

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【2018年の展望/興行編】

 2018年の映画界を3回に分けて展望する2回目は興行編。興行界で最大の注目点はTOHOシネマズ日劇の閉館とTOHOシネマズ日比谷のオープンだ。

 商業施設とオフィス施設を複合した「東京ミッドタウン日比谷」内にTOHOシネマズ日比谷が3月29日にオープンする。新シネコンの誕生に伴い、近くにあるTOHOシネマズ日劇1〜3が2月上旬に閉館する。

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 TOHOシネマズ日劇は日本の映画興行をリードしてきた。日劇で上映される映画はその時期に最もヒットが期待される話題作が多く、17年を見ても『美女と野獣』『ワイルド・スピード ICE BREAK』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が日劇での上映だ。全国の映画館も「日劇で上映されるならうちでも上映しよう」という波及効果が大きかった。シネコン時代に入っても、日劇のブランド力は別格だった。

 実は大阪では梅田、難波の2大繁華街が既にシネコン化されている。梅田にはTOHOシネマズ梅田、大阪ステーションシティシネマ、梅田ブルク7、難波にはTOHOシネマズなんば、なんばパークスシネマ。一方、東京では新宿(新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿)、渋谷(TOHOシネマズ渋谷)にシネコンはあるものの、有楽町・日比谷にはなかった。かつて「映画の街」と呼ばれるほど映画館が多かった有楽町・日比谷も遂にシネコン化されることになる。

 TOHOシネマズ日比谷のオープンで興行界に大きく2つの影響が出そうだ。1つは「映画の街」日比谷の復活。TOHOシネマズ日比谷は11スクリーン。日劇3館が閉館されるが、差し引き8スクリーンが増える。日比谷で上映される作品が増えることで、観客の選択肢は増え、これまで他地域で映画を見ていた観客が日比谷に足を運ぶ機会が増えるだろう。特に有楽町・日比谷は新宿や渋谷に比べて大人客が多く、これまでシネコンでは上映されなかった大人向け作品が増えることも考えられる。

 もう1つは「興行界でのTOHOシネマズ(東宝)の存在感が増す」。シネコンのサイト数ではイオンシネマが90サイトで、TOHOシネマズの72サイト(共同経営5サイトを含む)を上回っている。だが、総興行収入ではTOHOシネマズが上回っていると推測される。TOHOシネマズが大都市部に多い一方、イオンシネマは郊外が多い。このため、TOHOシネマズは大都市部の大人向け作品、イオンシネマは郊外のファミリー向け作品の興行に強いと言われる。TOHOシネマズ日比谷のオープンでさらに「大人向け作品ならTOHOシネマズ」と存在感が増しそうだ。(文:相良智弘/フリーライター)

 ※ハリウッド編は1月3日に掲載予定。

 相良智弘(さがら・ともひろ)
日経BP社、カルチュア・コンビニエンス・クラブを経て、1997年の創刊時より「日経エンタテインメント!」の映画担当に。2010年からフリー。

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