首位は坂本花織、フィギュアスケート全日本選手権女子SP

2017年12月22日 16:37

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 21日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われたフィギュアスケート全日本選手権女子SPで、坂本花織が首位に立った。坂本は自己ベストを更新する73.59点で、今大会4連覇を目指す2位宮原知子を0.36点上回った。3位に本郷理華が70.48点、4位に樋口新葉が68.93点、5位に紀平梨花が66.74点、6位に本田真凜が66.65点で続いた。今大会の優勝者は平昌冬季五輪への出場権が自動的に得られるだけに、フリーの演技が注目される。

 首位の坂本は、後半での3本のジャンプをすべて成功、高さもスピードも安定感もあり、勢いを感じさせる演技が出来た。2位の宮原は、最初のジャンプを成功すると、最後まで3連覇中らしい貫禄の演技を見せつけた。3位の本郷は、ダイナミックな曲にフィットした演技を披露し、自己ベストを更新しての3位に入った。4位の樋口は、冒頭の簡単なアクセルがシングルになる痛恨のミスが響いた。

 5位の紀平は、年齢制限で五輪には出場は出来ないが、トリプルアクセルを決めての上位進出となった。6位の本田は、ステップやスピンは綺麗にまとめたが、後半の3回転ループで着氷時にバランスを崩し手をつくなど切れ味のある演技とまではならなかった。本田が平昌冬季五輪に出場するためには、実質的に今大会で優勝するしかないが、極めて難しい状況となっている。

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