日経平均こう着の中、個人マネーは中小型株に/後場の投資戦略

2017年12月21日 12:21

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22806.28;-85.44TOPIX;1818.14;-3.02

[後場の投資戦略]

 225先物は一時22690円と22700円を下回る場面もみられたが、その後は下げ幅を縮めており、日経平均は5日線を挟んでのもち合いが続いている。税制改革法案成立を受けて、材料出尽くし感といった流れとなっているが、そもそも参加者が限られており、想定内の調整だろう。また、金融セクターが利食いに押されるものの、一方で売り込まれていたハイテク株の一角には買い戻しもみられている。

 物色の流れとしては中小型株に向かいやすいと考えられる。マザーズ指数はマイナスとなっているが、1200pt回復で利食いも出やすいところ。JASDAQはプラス圏で推移しており、需給は悪くないだろう。海外勢はクリスマス休暇によってフローが減少するため、個人マネーが集中しやすい中小型株への物色は活発化しよう。(村瀬智一)《AK》

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