【注目銘柄】ダイセキは08年の上場来高値が視野、18年2月期大幅増益予想で再増額の可能性

2017年12月19日 15:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ダイセキ<9793>(東1)に注目したい。工場廃液中間処理・リサイクル事業を主力として、子会社ダイセキ環境ソリューション<1712>が土壌汚染調査・分析・処理事業も展開している。18年2月期大幅増益予想である。そして再増額の可能性が高いだろう。株価は08年の上場来高値が視野に入ってきた。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅増益予想で再増額の可能性

 18年2月期連結業績予想(9月19日に増額修正)は、売上高が17年2月期比12.6%増の498億40百万円、営業利益が22.4%増の87億20百万円、経常利益が22.4%増の88億50百万円、純利益が33.0%増の55億円としている。主力の工場廃液中間処理・リサイクル事業が好調に推移する。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比8.9%増の249億16百万円、営業利益が21.4%増の44億62百万円、経常利益が22.5%増の45億54百万円、純利益が44.7%増の29億60百万円だった。ダイセキ環境ソリューションの利益が土壌汚染洗浄工場の立ち上げ費用増加で計画を下回ったが、資源価格・為替・リサイクル製品価格が安定し、主力の工場廃液中間処理・リサイクル事業が好調に推移した。計画を上回る増収・大幅増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が51.2%、経常利益が51.5%、純利益が53.8%である。ダイセキ環境ソリューションの土壌汚染調査・分析・処理事業は、当年度受注案件の売上計上が第4四半期に集中し、年度後半から国内大規模プロジェクトが徐々に始動する見込みであることも考慮すれば、通期予想は再増額の可能性が高いだろう。

■株価は08年の上場来高値が視野

 株価は年初来高値更新の展開で本日12月19日は3110円まで上伸した。そして08年の上場来高値3900円が視野に入ってきた。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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