イワキは自律調整一巡感、17年11月期再増額の可能性で18年11月期も収益拡大基調

2017年12月18日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。医薬・FC事業の好調や化学品事業の損益改善で、17年11月期予想は再増額の可能性が高く、18年11月期も収益拡大基調が期待される。株価は10月の高値圏から反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。中期経営計画(16年11月期~18年11月期)では、目標数値として18年11月期の売上高600億円、営業利益10億円、ROIC4.0%以上を掲げている。

■17年11月期予想は再増額の可能性、18年11月期も収益拡大基調

 今期(17年11月期)の連結業績予想(7月27日に売上高を減額、利益を増額修正)は、売上高が前期(16年11月期)比3.4%増の570億円、営業利益が53.5%増の15億円、経常利益が54.0%増の16億50百万円、純利益が9億円(前期は8百万円)としている。配当予想は前期と同額の年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の営業損益改善も進展する。

 第3四半期累計(12~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.7%増収、営業利益が85.5%増益、経常利益が95.7%増益、純利益が2.9倍増益だった。医薬・FC事業の好調や化学品事業の損益改善で大幅増益だった。特別利益では投資有価証券売却益2億23百万円、特別損失では岩城製薬における損害賠償金4億04百万円を計上した。

 医薬・FC事業は売上高が1.7%増の160億07百万円で営業利益(連結調整前)が20.8%増の11億60百万円、HBC事業は売上高が5.1%増の172億90百万円で営業利益が6百万円の赤字(前年同期は23百万円の黒字)、化学品事業は売上高が13.9%増の44億41百万円で営業利益が11百万円の黒字(同3億79百万円の赤字)だった。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が74.1%、営業利益が79.0%、経常利益が80.1%、純利益が94.0%である。通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。そして来期(18年11月期)も医薬・FC事業が好調に推移し、化学品事業の一段の拡販と損益改善も進展して収益拡大基調が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価は97年9月641円来となる10月高値569円から反落したが、450円~500円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。

 12月15日の終値485円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS27円50銭で算出)は17~18倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.2%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS506円23銭で算出)は1.0倍近辺である。なお時価総額は約167億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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