小田急、中国メディア8社に合同モニターツアー 「箱根鎌倉パス」をPR

2017年12月17日 12:42

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箱根鎌倉パスのパンフレット表紙イメージ。(画像: 小田急電鉄の発表資料より)

箱根鎌倉パスのパンフレット表紙イメージ。(画像: 小田急電鉄の発表資料より)[写真拡大]

 小田急電鉄は、中国メディア8社を招き、ニーズが多様化する中国からの訪日旅行者獲得に向けて、訪日外国人旅行者専用の割引周遊券「箱根鎌倉パス HAKONE KAMAKURA PASS」をPRするため、合同モニターツアーを実施する。

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 小田急は、2017年12月1日より、新たに訪日外国人旅行者専用の割引周遊券「箱根鎌倉パス」を発売したばかり。同パスは、同社が発売する訪日外国人旅行者に人気の2つの割引周遊券「箱根フリーパス」と「江の島・鎌倉フリーパス」のサービスと、小田急全線が乗り降り自由になる乗車券の機能が1枚になった周遊券で、通常の料金よりもかなりリーズナブルな点が大きな特長だ。

 モニターツアーは2017年12月18日(月)から12月21日(木)にかけて行い、中国における新聞、雑誌などの有力メディア8社を招待。「箱根鎌倉パス」を使用して、新宿や豪徳寺、町田、箱根、江の島・鎌倉など、同沿線の観光地を周遊する。

 今回のモニターツアーの実施は、近年その数が急増し、ニーズが多様化している中国からの訪日旅行者に対し、「箱根鎌倉パス」の認知向上を図るとともに、更なる沿線の魅力を発信するのが目的。同地を来訪した経験のないツーリストはもちろんのこと、リピーターにも楽しんでもらえるような趣向を用意。箱根を実感してもらい、大々的に中国のメディアに記者の体験を通じて箱根を発信してもらうことが狙いだ。

 特に箱根に関しては、噴火警戒レベルが上がった2015年の立入禁止措置から、2016年7月の立入禁止一部解除まで、観光客が一時期離れるという深刻な事態が続いた。打撃を受けた観光の立て直しもあって、現在では県や市が中心となってFacebookなどを通じ大涌谷についての情報を毎日発信するなど国内外の観光客への訴求は怠りない。こうした努力も含めて同パスの宣伝を兼ねた誘致作戦がツアーの企画として形になったと言えそうだ。

 招待する中国メディア8社の内訳は、新聞社が2社、雑誌2社、ウェブメディアが4社となっている。行き先は新宿~豪徳寺エリア、箱根エリア、江の島~鎌倉エリアとなっている。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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