日経平均は反発スタートも上値重い、米長期金利上昇受けメガバンクは堅調

2017年12月13日 09:50

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22879.27;+13.10TOPIX;1817.55;+2.47

[寄り付き概況]

 13日の日経平均は反発でスタートした直後にマイナスに転じている。前日の米国市場では、翌日のFOMCで利上げを確実視する向きが多く、投資家のリスク選好姿勢が強まった。11月生産者物価指数が予想を上振れたほか、長期金利の上昇も好感され、ダウとS&P500は上昇し、最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の22850円。本日の日経平均は買い先行となったが、上値の重さが意識されている。米長期金利上昇を受け、メガバンクなど金融セクター中心に上昇している。一方で、ハイテク株には利食い売りの動きが優勢となり、指数の重しとなっている。

 セクターでは、海運業、銀行業、証券・商品先物取引業、医薬品、その他金融業が上昇。売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ガンホー<3765>、パナソニック<6752>、トヨタ自<7203>、野村<8604>、日本郵政<6178>が上昇。一方で、任天堂<7974>、沢井製薬<4555>、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、ディーエヌエー<2432>、安川電機<6506>、信越化学<4063>、SMC<6273>は下落。《SK》

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